昨日、パリの旗艦店に大行列ができたことが報じられたユニクロ。本日10/2(金)、今度は東京・銀座で「ユニクロ銀座店」が隣接するビルに増床し、総売場面積700坪の“超大型店”としてリニューアルオープン。ジル・サンダー氏とコラボした注目の新コレクション「+J」の初お披露目ということもあり、あいにくの雨にもかかわらず、開店時には約400人の行列ができた。
予定の10:00より5分ほど早くオープンした店内で、圧倒的に混雑していたのは、やはり「+J」の売場。開店と同時に1階奥のメンズ用の売場には“購入待ち”の男性客がズラリと並んだ。
朝9:00から並んだという19歳の男子学生は「ふだんはユニクロでは買わないけど、『+J』のアウターが欲しくて来ました。とりあえず急いで1万4900円のチェスターコートを買いましたが、じっくり見たいので、もう一度並びます」と満足そうに話してくれた。
また、1階がエレガンス、5階がカジュアルと2つのフロアに別れたウイメンズの「+J」売場も大混雑。特に5階では、両手に4、5点のアイテムを抱える女性客が目立ち、ディズプレーされた服もすぐになくなるほどの熱狂ぶり。30分ほどでこちらも購入待ちの行列ができ、早くもコートなどで品切れのアイテムも出ている模様だ。
「+J」の大盛況を受け、「(混雑は)予想はしていたのでうれしい反面、いい商品なのでもっと吟味しながら買ってもらいたいという気持ちもあり、複雑な気分です」と、ファーストリテイリンググループ執行役員の勝田幸宏さん。商品については「お客様の期待以上の商品を作ったという自信があります」と笑みを浮かべた。
ジル・サンダー氏がデザインを手がける「+J」はユニクロ銀座店のほか、ユニクロ世田谷千歳台店などの大型店を中心とした約90店舗とオンラインストアにて販売する。
ユニクロ銀座店は新たに増床した森永銀座五丁目ビルの250坪をメンズフロアに、従来の店舗である銀座ワシントンビル450坪をウイメンズフロアとして展開。メンズ館は地下1階〜2階、ウイメンズ館は1〜5階の構成だ。シューズブランドの立ち上げやパリオペラ座店のオープンなど躍進し続けるユニクロ。超大型店として生まれ変わった「ユニクロ銀座店」は、多くの客を呼び込みそうだ。【東京ウォーカー】