10/17、「東京食肉市場まつり2009」が「東京中央卸売市場食肉市場」(東京都港区)でスタートした。ブランド牛&豚を安く買えるほか、無料で試食もできるとあり、10:00の開場を待たずして大行列が出現。11:00には、4142人が来場する賑わいぶりとなった。
同イベントの特徴は、なんといってもその安さ! 記者が取材に行った際は、島根県産「まつなが牛」のサーロインステーキ肉が2枚で1000円など、驚きの価格に思わず目と耳と疑ってしまうほどだ。
そんな訳だから、高級ステーキ肉やすき焼き用の肉などが、市場より数割安い値段で買える「食肉・食肉加工品販売コーナー」では、どのブースも開場と同時に“押すな、押すな”の大盛況ぶり。
「だいたいA5やA4の肉は、100gで700〜1000円程度で販売しています。ウチはもう原価に近いですよ(笑)」とは、2つのコーナーで出店している「イヌイ・ミート」の担当者。「毎年1日で60〜80万食売れるんですが、今年はスタートも好調です」と、笑顔ながらも接客の手は止められない忙しさだ。
一方、朝一番で都内からやって来たという主婦3人組は開場からたった30分ですでに大量の高級肉を獲得。「3家族分で約1万円使いました。一番の戦利品は、『島根県産・まつなが牛』の肩ロース肉です。400gで1000円だったんですよ。今夜ですか? もちろんステーキかすき焼きです(笑)」と、肉を保冷バックに詰め込みながらの笑顔が印象的だ。
また、「しまね和牛のしゃぶしゃぶ」や「銘柄豚のとんかつ・焼肉」「モツの煮込み」などが無料で食べられる「無料試食コーナー」にも朝から長蛇の列ができ、本来11:00〜12:00、13:30〜14:30での開催だったが、予定時間を繰り上げてスタート。それでも「30分以上はお待ちいただくかもしれません」と、スタッフも予想以上の混雑に戸惑いを隠せない様子だ。
去年は2日間で2万5000人が来場したという「東京食肉市場まつり2009」。新鮮な高級肉が手に入るだけでなく、子供も楽しめるイベントや島根県の特産品もそろっていることもあり、今年も多くの人で賑わいそうだ。10/18(日)も開催しているので、この機会にウマい肉を心ゆくまで味わってみては? 【東京ウォーカー】