新型インフルエンザの流行など、とにかく落ち着かない今年の秋冬。そんな中、早くも来春の花粉飛散予測が「一般財団法人 日本気象協会」から発表された。それによると、2010年春の花粉の飛散は、例年に比べて全国的に少なくなるという。
花粉症で悩む人にうれしいニュースが飛び込んできた。スギ・ヒノキ花粉の総飛散数は、例年および2009年春に比べ全国的に少ない傾向。北海道域に飛散するシラカバ花粉も2009年春よりは多いが、例年に比べ少ない傾向になると予測されている。
地方別の分布図を見てみると、北陸・新潟地方、東海地方、中国・四国地方はいずれも例年より30%〜50%も少ない“非常に少ない〜少ない”という予測値。東北地方、関東・甲信地方、近畿地方、九州地方は10%〜30%少ない“少ない〜やや少ない”という予測値になり、どの地方でも花粉の量は軽減しそうだ。
これに対し、“例年よりは少ないが、2009年よりは多い”と予測されたのは北海道地方。スギやヒノキの花粉による花粉症が多い他の地方とは違い、シラカバ花粉による花粉症が多いのも特徴の1つだ。
予測は今年の夏の気象条件をもとにしたもの。今年は全国的に例年よりも降水量が多く、日照時間が少ない日が多かったため、花粉の飛散量が少ないのではと言われている。
花粉症の人にとっては、毎年憂鬱な春の季節。2010年の春は、いつもよりちょっぴり楽しく迎えられそう。でも、花粉が少なくてもマスクなどの対策はしっかりと!【東京ウォーカー】