用瀬 MOCHIGASE ～鳥取市用瀬郷土歴史館収蔵資料展示～

鳥取市の南側に位置し、人口約3600人、総面積の約92%は林野で千代川の支流である3つの川(赤波川、佐治川、安蔵川)に沿って開けた静かな町・用瀬を紹介。1年間の罪・穢れを払う「流しびな」行事の町として広く知られていて、縄文・弥生・古墳時代の遺跡や古墳もあり、往時の生活を偲ぶ遺物が発掘されている。また江戸時代には、京都と因幡を結ぶ街道の通る交通の要所として、参勤交代を行なう大名らの宿場町として発展。大正時代には、因美軽便線(現在のJR西日本 因美線)の鳥取駅‐用瀬駅間が開通、以後、用瀬地域の産業・経済はさらに発展していった。本展では鳥取市用瀬町郷土歴史館が収蔵する歴史資料を中心に展示し、用瀬地域の歩んできた歴史について迫っていく。