"超絶技巧の木彫アート" 前原冬樹 木彫 一木に刻む時の記憶

20代の頃、プロボクサーとして10年間活動し、32歳で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し首席で卒業した彫刻家・前原冬樹を紹介。一木造りでかたちを彫り出し、油彩による着色技法で質感や風合いを表現する前原の作品は、どこから見ても本物にしか見えないものばかり。精緻で写実を極めた類稀な技巧を超絶技巧と評されることも多い。本展は、前原冬樹の初期の作品から最新作まで約40点を展示。西日本では初の本格的な個展。前原ならではの感性と超絶技巧で生み出された作品の数々は、どの世代にも驚嘆と郷愁を与えてくれる。