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初夏の所蔵品展 ミニ特集:シュルレアリスムと鹿児島
2022年5月31日(火)~8月7日(日)
月曜日休館(祝日の場合はその翌平日)
入館は17:30まで
シュルレアリスムを引き継いだ鹿児島出身の作家たち
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、ミニ特集では鹿児島出身作家のシュルレアリスム作品を紹介する。シュルレアリスム(超現実主義)は、第一次世界大戦を経た1920年代のパリに生まれ、世界中に波及していった20世紀美術の大きな潮流の一つ。この運動では、無意識の世界にいかにアプローチするかという問題に対し、大きく二つの方法論が取られている。湧き上がってくるイメージや連想を自由に働かせ、戦後アメリカの抽象表現主義にも影響を及ぼしたミロやマッソンのオートマティスム(自動記述法)の方向と、無意識の世界を写実的に描き出そうとしたダリやマグリットの魔術的リアリズムの方向とがある。日本のシュルレアリスムは、本家のパリ以外で最も豊かな展開をしたと言われている。戦前から活躍した古賀春江、福沢一郎、岡本太郎などが代表作家であるが、やがて、戦時下で治安維持法によって、弾圧されて挫折した。しかし、その影響力は戦後も各地に引き継がれており、ここ鹿児島も例外ではなく、いくつかの作例として結実している。
見どころ
今回のミニ特集では、ヨーロッパ留学中に同時代の前衛美術の一つとしてこの運動に接近しつつも微妙な距離を置いた東郷青児、太平洋戦争中に疎開先の人吉でデッサン三昧に耽る中で図らずもオートマティスムの域に到達した海老原喜之助、さらに日本のシュルレアリスムを代表する団体・美術文化協会に参加した入来天や清野正、また国画会を舞台に独自の表現をした原田成大と和田忠志など、鹿児島出身の作家たちを紹介する。
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