うつ病の具合は天気で変化する!?/『マンガでわかるうつ病のリアル』(17)

2020年5月16日 09:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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慣れないテレワークにストレスを抱えていたり、子供の面倒を見るのに疲れてしまったり。「楽しい予定もぐっと減って、なんとなく気分が落ちている……」という人や、その周りの人にぜひ読んでほしいのがこちらの作品。重度のうつ病に5年以上苦しむも「メンヘラマッスル作家」として奇跡の復活を遂げた錦山まるが、あなたの知らないうつ病のリアルを連載形式でお届けする。

登場人物たち無断転載禁止


まさか、病気が天候に左右されるなんて?


天候で体調が左右されてしまう


多くの患者が実感。低気圧で症状が酷くなることがある


低気圧や気温差で体調を崩す患者も多い


「雨の日に気分が悪くなったり、急な気温差でダルさがひどくなったりと、うつ病の人が天候の変化で体調を崩すことがあるようです」

「筆者の場合は低気圧で特にダメージを受けやすく、まるで体力ゲージが古いスマホのバッテリーになったかのように疲れやすくなります。爆弾低気圧や台風が来たときは、自分の周りだけ重力が数倍になったかのように身体が重くなり、文字通り何も出来なくなってしまうことも……」

「“苦手な天候の変化”も“起きる問題”も人によってバラバラのようですが、とにかく、天候なんてコントロールのしようがないモノで体調を崩すのは、本人からしたら本当に厄介な話なんです」

「雨だから」って予定をドタキャンされたら信じられない気持ちはわかるけど、彼らは病人なんだ


天気が原因で体調を崩すとビックリするかとも思いますが…


「うつ病に苦しむ家族が最近体調が良さそうだったのに突然グッタリし、想定外の看病をすることになってしまう。友人が最近元気そうだから一緒に遊びに行く計画を立てたのに、突然体調を崩されパーになってしまう。……そんなことになればビックリするのは当然です。素人目には原因らしい原因が見当たらなければ『仮病では?』と思ってしまうこともあるでしょう」

「理由を聞いて『雨でつらくて……』『気圧がちょっと……』なんて言われれば、つい『は?』となるのも人として自然な流れでしょう」

「ですが、どうか本人を責めてしまう前に思い出してください。目で見て分からないからつい忘れがちですが、あくまで『うつ病』という病気を抱えた『病人』です」

RPGゲームで「猛毒」に侵されて弱ったキャラクターを想像してみて


本人も天気に振り回されたいわけではありません


「ゲームで言えば『もうどく』や『やけど』といった状態異常にかかっているようなもの。元のステータスがどうであれ、状態異常にかかったままではザコ敵の通常攻撃さえ致命傷になることがあります。急にスキルが使えなくなり得意なモンスターにさえ苦戦することもあります」

「きっとあなたも雨の日に何となくテンションが落ちたり、季節の変わり目に体調を崩したりした経験があるように、『え、そんなことで?』と思うようなことが原因でうつ病の人がダメージを受けてしまうのも実は自然なんです」

「本人だって天気や気圧なんかに振り回されたいわけがありません。ですが、どうにもならないこともあります。ビックリするお気持ちも、つい仮病を疑いたくなるお気持ちもわかりますが、どうかあまり責めないであげてくださいませ」

次回「うつ病患者への説明は短めにお願いします」では、長文が読めなくなり、説明文や好きな読書もできなくなったうつ病患者の状態について説明する。

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