うつ病で夏祭りにもライブに行けません/『マンガでわかるうつ病のリアル』(24)

2020年6月18日 11:51更新

東京ウォーカー(全国版)

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慣れないテレワークにストレスを抱えていたり、子供の面倒を見るのに疲れてしまったり。「楽しい予定もぐっと減って、なんとなく気分が落ちている……」という人や、その周りの人にぜひ読んでほしいのがこちらの作品。重度のうつ病に5年以上苦しむも「メンヘラマッスル作家」として奇跡の復活を遂げた錦山まるが、あなたの知らないうつ病のリアルを連載形式でお届けする。

登場人物たち無断転載禁止


うつ病患者は人ごみが苦手!


うつ病と人ごみは相性が悪いんです


大好きだったテーマパークやお祭り、コンサート……楽しい場所に行けなくなる!


うつ病で人ごみが苦手になってイベントも楽しめない


「筆者は昔からお祭りに行くために仕事の日程を調整するほどのお祭り好きでした。なのに、うつ病になってからは全くお祭りを楽しめなくなりました。理由は、人ごみが苦手になったから」

「お祭りで人ごみがすごいのは当たり前ですし、うつ病になる前はむしろそのワイワイガヤガヤぶりを楽しんでいました。……が、うつ病になってからというもの、ワイワイガヤガヤはただ疲れたりイライラしたりするだけ。そんな状態では当然、初詣にも行けませんし電車に乗るのも大変です」

「他にも、土日のスーパーに行くと前より疲れるようになった。昔から何度も行っていた歌手のライブがキツくなり途中で帰ってしまった。好きなレジャー施設でさえ行くと次の日に寝込むほど疲れてしまう。……など、“うつ病で人ごみが苦手になった”ことで色んな場面で困っている人がいるようです」

自分の体調が悪い時のことを想像してみてくれ


体調が悪いとき、満員電車などがいつもより辛くなる人もいるでしょう


「『人ごみで、なんでそんなことになるの?』と思うかもしれませんが、ぶつかりそうな人を避けたり、前の人を蹴らないように歩くペースを調節したりと、実は人ごみはめんどうなことだらけです」

「突然ですが、ちょっと思い返してみてください。『体調が悪いときはいつも乗っている満員電車を、いつもより苦痛に感じた』『熱や頭痛があるときはいつもと変わらない人通りでもわずらわしかった』『疲れているときは周りの声や音を妙にうるさく感じた』『精神的に余裕がないときは、周りにイライラしている人がいると自分までイライラした』なんて経験はないでしょうか?」

「このように、“いつもならなんてことない状況でさえ体調によっては苦痛になってしまう感覚”が“うつ病で人ごみが苦手になる感覚”に近いかもしれません」

うつ病は、外から見てもわからないから問題なんだ


うつ病という病気で、日常のハードルが上がっています


「うつ病は目で見てわかりませんが、れっきとした病気。うつ病の人はあくまで病人なのです。ですから、元気なときにはなんてことない、あるいはちょっとめんどうだなー程度のことでも、ハードルが高くなってしまっても実は当たり前です」

「遊びに誘ったのに『人ごみがすごそうだから行きたくない』。待ち合わせをしたら『人ごみがすごくて吐きそう……』などと言われたらビックリするでしょう。ですが、目の前にいるのは病人です。元気ではないときのあなたと同じように、日常生活のあらゆることへのハードルが高くなっています」

「人ごみがすごい場所や、人ごみがすごくなるシーズンや時間帯を避けるなど、うつ病の人と会うときに、ムリのない範囲でちょっとだけ配慮をしていただけると、お互いにより楽しく過ごせるかもしれません」

次回「うつ病の記憶障害で重要なことを忘れてしまう」では、うつ病患者に起こる直前の記憶や重要な約束、出来事を忘れてしまうといった記憶障害について解説する。

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