【漫画】無視されても、そして死んだ後も…挨拶を続けるクラスメイト。その理由に「切ない」「ホラーだけど悲しい」
東京ウォーカー(全国版)
長い夏休みが終わり、学生さんであれば学校生活が再開する頃。ここでは、そんな学校を舞台にした、恐ろしくも悲しいホラー漫画を紹介しよう。

本作は、「少年サンデーS(スーパー)」および「サンデーうぇぶり」でホラーオムニバス漫画「僕が死ぬだけの百物語」を連載している漫画家の的野アンジ(
@matonotoma
)さんが、「死んだ後も女の子が挨拶をやめない理由。」というタイトルで投稿したもの。
→◆【漫画】「死んだ後も女の子が挨拶をやめない理由。」を読む
死んでもなお挨拶運動を続けるクラスメイト。その悲しい理由とは?
友達もできず、孤独な学校生活を送っていた主人公。そんな主人公に唯一挨拶をしてくれたのが、クラスメイトで風紀委員長の金子さんだった。彼女は毎朝たった一人で挨拶運動を行っていたが、その挨拶に主人公を含め誰一人返すことはなかった。


そんな金子さんが突如、交通事故で死んでしまった。訃報の翌日、教室に入ると、死んだはずの金子さんがいつものように立って挨拶運動を行っている。どうやらその姿は自分以外には見えないらしい。初めこそ驚いたが、またあの「おはよう」が聞けることに感動を覚える主人公であった。

ある日、担任の先生の背後で何回も「おはようございます」と挨拶をする金子さんを見かける。その悲しそうな目を見て、主人公は金子さんが担任に叱責されて挨拶運動をやらされていたことを知る。担任に「金子さんは本当に…事故ですか?」と問うと、ただただうろたえるばかり。金子さんは強いのではなく、本当は誰からも挨拶が返ってこないことに人知れず苦しんでいたのだ。

翌朝も挨拶をする彼女に、主人公は「おはよう」と返す。その様子を見てクラスメイトがざわめく中、「もっと早くに言えていたら、君はまだここに生きて居たかもしれなかった」と嘆くのであった。

→◆【漫画】「死んだ後も女の子が挨拶をやめない理由。」を読む
本作の投稿には、2万件以上のいいねとともに、読者からは「ホラーだけど悲しい物語」「人が怖いんだよ、クラスメイト全員が」と、やるせない結末に対する声が多く寄せられた。特に学生時代は恥ずかしく感じることも多い挨拶だが、無視されて平気な人はなかなかいない。学校生活で遭遇しうる怖さ、悲しさについて考えさせられる漫画だ。
本作は的野さんが連載中の「僕が死ぬだけの百物語」内のエピソードの1つで、本作は単行本2巻に収録。7月12日に発売された最新刊6巻には第五十一夜以降を収録、呪いはいよいよ広がり確実に死へと近づいていく。夏休みの間にぜひ読んでおきたい。また、連載中の最新話は「サンデーうぇぶり」で読むことができる。
→◆【漫画】「僕が死ぬだけの百物語」次の話を読む
取材協力:的野アンジ(
@matonotoma
)さん
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