「ちゃちゃ入れマンデー」は、毎週火曜日の放送だ。タイトルは「マンデー」だが、「火曜日」である。
実はこれには少しばかり秘密がある。2014年4月にスタートした同番組、1年間は毎週月曜日の放送だった。編成の都合で2015年4月から火曜日に変更されたのだ。局内ではタイトル変更を促す声もあったようだが、「絶対にタイトルは変えたくない!と頑張りました」と、番組プロデューサーの加藤麻衣さんが、笑いながら教えてくれた。
こうしたこだわり、素晴らしいと思う。「マンデーやのに、火曜日にやってるやん!なんでやろ?」と視聴者に思わせること自体が面白いわけだ。
番組のMCは、東野幸治、山本浩之、黒田 有(メッセンジャー)の3人。見事なおっさんたちだ。一見暑苦しそうだが、それぞれのおっさんのバランスがいい。さらに毎回数人登場するゲストも大抵かなり濃い。そんな面々が「関西の局地的な話題」を取り上げるのだから、味付けはさらに濃厚になる。
他の地域の人にとってはなかなか理解することが難しい、京都・大阪・神戸と奈良・滋賀・和歌山の関係性に着目した企画は番組のヒット作だ。近々でも「大阪内での地域差」や、「大阪市のとなり街特集」、「京阪の特急停まらない駅もスゴイ!」など、視聴者の琴線に触れるポイントを突いてくる。「狭さ」はしばしば番組の魅力となるものだ。
影山貴彦