【福岡】旨味凝縮!長年ファンに愛される“王道豚骨”「久留米ラーメン 清陽軒 本店」

九州ウォーカー

「久留米ラーメン 清陽軒 本店」(久留米市諏訪野町)は屋台からはじまり、創業60年を越える老舗。初代の引退を機に1度は暖簾を降ろしたものの、同店を愛する常連客が「清陽軒復活プロジェクト」を発足。平成21年、“新生清陽軒”として営業を再開した。老若男女に愛され続ける久留米ラーメンの代表格だ。

「屋台仕込みラーメン」(640円)。往年のファンを魅了し続ける一杯


焼きめしとも相性抜群!久留米を代表する本格豚骨ラーメン


昔ながらの味を再現した「屋台仕込みラーメン」(640円)をはじめ、麺メニューは全7種類。創業以来炊き続ける“呼び戻しスープ”をベースとしている。丼に注ぐ際、丁寧にこすため、口当たりは実になめらか。喉越し抜群の自家製中細ストレート麺と共にすすると、豚骨の旨味がと染み渡る。背脂を絶妙に揚げた“カリカリ”がのるのも特徴。

麺はストレートの自家製。替え玉は1玉120円


スープは、種(たね)スープに、国産豚を丸3日煮込んだ新しいスープを加える。コラーゲンが多く含まれてるのも女性にはうれしいポイント。脂っこいものが苦手な人には、ラード不使用の「すっぴんラーメン」(640円)もある。卓上の「からし高菜」「ニンニク醤油」「こがし一味」の3種類で“味変”も可能。毎月19日は熟成の日とし、替え玉が1玉19円(税込20円)になるなど、サービスが充実している。

【写真を見る】「久留米焼きめし」(単品480円)。刻みチャーシュー、タマネギなど5種類の具材が入る


また、麺とセットで「久留米焼きめし」(単品480円)を注文するのが定番スタイル。ラーメンの命とも言える秘伝の醤油ダレを加え、米をパラフワ食感に炒める。タレの香ばしさ以外にも、刻みチャーシューで豚の旨味が感じられるなどラーメン店ならではの具材で勝負する。

県道753号沿いに大きな看板が立つ。地元のファミリーなど幅広い客層が利用する


[久留米ラーメン 清陽軒 本店]福岡県久留米市諏訪野町1798-6 / 0942-32-9736 / 11:30~22:00(LO21:30)、土曜・日曜・祝日11:00〜22:00(LO) / 第3火曜日 ※2018年4月2日(月)から商品価格を一部変更。掲載価格は変更後のもの

【取材・文=上村敏行(J.9)、撮影=菅祐介】

上村敏行

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