横浜でナポリピッツァと本場の味を再現した南イタリア料理を満喫

横浜ウォーカー

本格的な南イタリア料理を堪能しよう!(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


イタリア・トスカーナなどで修業したオーナー斎藤竜治さんが開店した「ピッツェリア バル エトナ」。看板メニューは、石窯で焼き上げるナポリピッツァだ。南イタリアの粉やシチリアの塩などこだわりの素材で作った生地は、一晩発酵させることで外はサクサク、中はモチモチに仕上がるのが特徴。「マルゲリータ」(1,058円)など約20種あり、ハーフ&ハーフにも対応。食後におすすめの、デザート感覚の甘い「ドルチェピッツァ」(1,512円)もそろえている。そのほか自家製レバーペースト、カルパッチョといった小皿料理(302円~)や、パスタなど本場さながらの南イタリア料理が味わえる。

「前菜盛合せ」(1,058円)。「カプレーゼ」など5種類。内容は日替り(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


ポイント1:野菜や魚介類は神奈川中心


味が濃く、甘味があると評判の三浦の野菜を中心に仕入れる(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


オーナーは、地元の食材を使い、食材が歴史や風土と結びついていることなどを基本とする「イタリアのスローフード協会」に加盟。そのため地産地消をモットーに、野菜は三浦産、魚介類は三崎や平塚などを中心に、鮮度にもこだわり毎朝仕入れている。

アスパラガスなど8種以上の野菜で作る「季節野菜のペペロンチーノ」(1,296円)。野菜の甘味や食感が楽しめる(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


ポイント2:南イタリア・ナポリ産の粉を使用


耳まで滋味深いピッツァはカプート社の粉から生まれている(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


本場の味をそのまま再現したいと、ピッツァの生地は、南イタリア・ナポリで作られている「カプート社の粉」を使用している。粉の粒度が細かい軟質小麦で、ナポリを中心にイタリアのピッツェリア、リストランテでは必ずといっていいほど使われているもので、粉の旨味とモチモチした食感を出すには欠かせない小麦粉だ。またチーズや塩もイタリア産を用いている。

「揚げ茄子のピッツァノルマ」(1,296円)。ナスは揚げることにより一層甘味を引き出している(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


ポイント3:料理人は本場イタリアで修業


オーナーシェフの齋藤さん(右)と、シェフの堺さん(左)(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


オーナーシェフの齋藤さんはイタリアのトスカーナやフィレンツェをはじめ、南イタリアをメインに5年以上研鑽(けんさん)を積んだ人物。ミシュラン1つ星に輝いたリストランテでも腕を磨いた。さらに料理人の堺 孝雄さんもイタリア・フィレンツェなどで修業。ピッツァのトマトソースを作る際など、イタリアで会得した技を料理の随所に駆使している。

通常、キッチンでは堺さん(右)がメインで腕を振っている(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


【写真を見る】ガラス張りのモダンな外観。横浜開港記念会館の裏にある(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


木をふんだんに使った店内は、イタリアにあるリストランテをイメージ(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


取材担当・Qの感想


石窯で焼いた「特製ローストビーフ」(2,700円)は、石窯の遠赤外線の効果で肉本来の旨味を凝縮している(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


ピッツァはもちろんですが、ソーセージや肉料理などもおすすめです。実は石窯で焼くので、遠赤外線効果でじっくり火が入りジューシーさが違うんです。そしてお供のワインはイタリア全土を40種以上ボトルで2,700円~、グラス7種518円~とリーズナブル!ワインの飲み放題もやっているので、宴会や女子会などにいいですね。【取材・文=中沢文子、構成=奥村沙枝奈、撮影=野口 彈】

横浜ウォーカー編集部

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