しっかりご飯もちょい呑みもできる使い勝手抜群の「チロル食堂」

九州ウォーカー

昨秋の「福岡市科学館」開館で活気づく福岡市六本松エリアに、「チロル食堂」(福岡市中央区谷)が3月にオープンした。家庭の味を思い出させる定食と、充実したおかずのラインナップが魅力的な普段使いにピッタリな食堂だ。

この日の「日替わり定食」(880円)のメインは、沖縄産のゴーヤを使ったゴーヤチャンプル。丁寧な下処理でゴーヤ特有の苦味を和らげている


ランチタイムの「日替わり定食」(880円)は、メインのおかずと小鉢、サラダ、ご飯、味噌汁、漬物からなる。ゴーヤチャンプルをはじめ、チキン南蛮やしょうが焼き、アジフライなどが、これまでメインのおかずとして登場したそうだ。

夜は「気まぐれ定食」(980円)と名前を変え、小鉢がもう一品増える。「おかずは定番の家庭料理が中心です。一人暮らしの方に喜んでもらえるとうれしいですね」と店主の吉田礼司さん。

【写真を見る】「おさかなの南蛮漬け」(520円)は、アジやイワシなど仕入れで魚種が変わる。「手づくりメンチカツ」(630円)は、ジューシーな粗挽きミンチを使用


「おさかなの南蛮漬け」(520円)や「手づくりメンチカツ」(630円)など、夜は30種類以上の単品が300円からそろう。食材は産地やブランドを限定していないため、仕入れごとの日替わりメニューも楽しみ。ご飯やみそ汁と好みのおかずを組み合わせて定食仕立てにしてもいいし、おかずをアテに「ハートランド生ビール」(550円)やハイボール、焼酎、ワインで一杯やるのもおすすめ。

「メニューはこれからも増えていく予定です」とスタッフの桑原由貴奈さん(左)と玉井由香さん(右)


「コンセプトは“昔ながらの大衆食堂”で、誰もが知っていて昭和から愛されているお菓子にあやかって命名しました。地元の方が食事や会社帰りに軽く呑みに立ち寄れるような地域に根ざした店にしたいです」と六本松エリアに住んで約10年の吉田さんは、地域に対する思い入れも深い。

カウンター席がメインなので、一人でも気軽に立ち寄れる


春先はテラスからの風が心地いいテーブル席


大通りから入った路地にある「CLASSIER SWITCH」内


店内は、まるでカフェのように外光が差し込む明るい造り。“昔ながらの大衆食堂”と言いながらも、女性一人でも入りやすい雰囲気。昼でも夜のメニューが一部提供可能なのもうれしい。食事でもちょい呑みでも利用しやすい使い勝手のよさが魅力だ。

[チロル食堂]福岡県福岡市中央区谷1-13-20 CLASSIER SWITCH103 / 092-406-4379 / 11:30~14:45、17:30~23:00(LO22:30) / 不定

【九州ウォーカー編集部/文=山内淳、撮影=菅祐介】

山内 淳

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