国道202号バイパス沿いに建つ「庄屋うどん」(福岡市城南区)。福岡を中心に全国展開する「餃子のテムジン」の姉妹店として、1985年に誕生した。9:00~翌4:00の営業となるため、好きなタイミングで食べられると、古くから地元民に重宝されている。
親から子へと受け継ぐ自慢の麺とこだわりのダシ
うどんは約20種あるが、店長の河田さんイチオシは、ゴボウ天、肉、丸天、ワカメがのる「スペシャルうどん」(980円)。人気のトッピングが一度に味わえる贅沢な一杯だ。
麺は、ツルツルと喉越しのいい平麺を採用。これは、本場の讃岐うどん店で修業を積んだ店長が生み出したもの。柔らかさのなかにもしっかりコシを感じられるのが特徴で、今は息子の功輔さんとともに、その味を守り続けている。
麺を泳がすダシにもこだわる。北海道産の羅臼昆布は、店で細かく手切りしてから使用。3時間かけて昆布の旨味を抽出したあと、ウルメイワシ、カツオ節を投入し、魚介の味がガツンと利いた唯一無二の一杯へと昇華する。
大満足間違いなしの定食メニュー
ボリューム満点の定食メニューにも注目。なかでも、うどん、そば、天ぷら、かしわおにぎりが付く「庄屋参点御膳」(980円)が好評だ。若い世代に人気の「天むす」(1個210円)もおすすめ。更にランチタイム(10:00~14:00※平日限定)には、うどん、ご飯、ミニサラダがセットになった「うどんランチ」(520円)も登場するのでそちらもチェックしてみて。
取材・文=浅原麻希(シーアール)、撮影=本田純一
浅原麻希