グルメ激戦区で30年愛される台湾料理店の本格牛肉麺

2018年5月27日 15:00更新

東京ウォーカー 取材・文=小林智明、撮影=伊原正浩

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水道橋駅東口を出ると、目の前は白山通り。神保町方面に歩くと道沿いには、和洋中からエスニックまで多彩な店が軒を連ねるグルメ激戦区になっている。その地で約30年間愛され続けているのが、台湾料理店「台南担仔麺(タイナンターミー)」だ。細い階段を上がった2階の店内は、シックな中国や台湾の家具や調度品が囲み、外の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気が漂う。

牛骨、牛スジを使ったコクの強い骨太スープが軸

店名になっている麺料理「担仔麺(ターミー)」は、鶏ガラの清湯スープのミニラーメン(麺70g)。小皿料理が主流の台湾ではサイドメニュー的な存在で、ランチではセットの一品として、夜は1杯200円で提供され、シメに食べる人が多い。そこで夏にガッツリ一杯食べるなら、台湾の国民食であり、スパイシーな牛骨スープの「台湾牛肉麺(ニュウロウメン)」880円を推したい。

台湾牛肉麺880円。具の牛肉も寸胴の中で煮込むことで、スープの旨味が増す。チンゲンサイ、高菜、パクチーもトッピング

台湾牛肉麺880円。具の牛肉も寸胴の中で煮込むことで、スープの旨味が増す。チンゲンサイ、高菜、パクチーもトッピング

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丼の底が見えないほどのブラックスープのベースは、牛骨、牛スジ、牛脂。それらを高圧鍋で約40分煮込み、牛のエキスを存分に抽出することで、豚や鶏では表現できないパワフルなコクを放つ。

そこに加える中華調味料のマーラーソースや唐辛子、八角、クコの実などの香辛料により、中華風のスパイシーさと香りの妙が楽しめる。同時にニンニク、ショウガなどの香味野菜と一緒に、牛特有の臭みも消す効果も。味の輪郭は醤油が描き、見た目に反してかなり薄味。

褐色のスープをすすると、ピリッとした辛さが舌を刺激するがスッと消え、牛のコクや香辛料の香りが余韻として残る。

【写真を見る】あらかじめ寸胴で作った牛骨スープを、注文を受けてから中華鍋に移し、熱して仕上げる

【写真を見る】あらかじめ寸胴で作った牛骨スープを、注文を受けてから中華鍋に移し、熱して仕上げる

麺も特徴的で、力強い牛骨スープに負けないよう、約1cmのコシの強い平打ち麺を使用。食べ進めるうちに幅広な麺にスープが染みこみ、旨味を余すことなく味わうことができる。

「台湾牛肉麺」 辛さ度:★★★/パクチー度:★★ ※5つが最高。度数は取材ライターの感想。

約1cm幅のインパクトのある麺。厚みもあるので、食べ応えがあり、ツルッと喉越しがよいのも特徴

約1cm幅のインパクトのある麺。厚みもあるので、食べ応えがあり、ツルッと喉越しがよいのも特徴

ランチセットはミニ肉味噌ご飯も付いて780円!

ランチでは、牛肉麺とミニ肉味噌ご飯、サラダ、自家製小菜がセットで780円とお得。おなかいっぱい食べたい人は、ランチを狙って足を運ぼう。

ランチ限定のパイクー炒飯セット850円。セットで付く担仔麺は、鶏清湯のあっさりスープに歯切りのいい麺が合う。鶏脂の香りと肉味噌の甘味がアクセントに

ランチ限定のパイクー炒飯セット850円。セットで付く担仔麺は、鶏清湯のあっさりスープに歯切りのいい麺が合う。鶏脂の香りと肉味噌の甘味がアクセントに

一方、ディナーは牛肉麺だけでなく、野菜中心で油控えめな伝統的な台湾小皿料理を、台湾紹興酒などと一緒に良心価格で楽しめる。女性なら1人3000円もあれば、大満足の宴になるだろう。【東京ウォーカー】

台湾の調度品、民芸品をインテリアとして飾る店内。ひと昔前の台湾の曲をBGMで流す

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白山通り沿いの建物の2Fで営業。学生からサラリーマン、OLまで客層の幅は広い

白山通り沿いの建物の2Fで営業。学生からサラリーマン、OLまで客層の幅は広い

台湾紹興酒(グラス500円~、ボトル1800円~)や台湾の焼酎(グラス500円、ボトル2300円)も用意

台湾紹興酒(グラス500円~、ボトル1800円~)や台湾の焼酎(グラス500円、ボトル2300円)も用意

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