本格ベトナム麺が味わえる、北参道のかわいい食堂

東京ウォーカー

インテリアデザインを中心に手がけるランドスケーププロダクツが運営する、スタイリッシュな内装も魅力のベトナム料理店「Pho 321 Noodle bar」。店名に数字をつけることの多いベトナムに習い、“フォースリーツーワン”となるように321という数字をつけた。

レンガの壁やテーブルなどは、運営会社でもあるランドスケーププロダクツがデザイン。見通しがよくなる空間作りを意識


カリフォルニアを意識したおしゃれな店作り


ベトナム移民の多いカリフォルニアでフォーを食べたオーナーが、そのおいしさに感動。カリフォルニアの感性にインスパイアされ、アジアの雑多な雰囲気ではなく、女性でも訪れやすいおしゃれな内装に仕上げた。

【写真を見る】エアコンの中の管を使って作ったライト。無骨で男性的なデザインだが、なぜか温かみのある店内とマッチする


“BE A GOOD NEIGHBOR(よき隣人になろう)”という会社のテーマを元に、近隣のアパレルブランドともコラボ。スタッフウェアやエプロンは、店に近い「N.HOOLYWOOD」と作ったもので、購入することもできる。

スタッフも着用をしているN.HOLLYWOODとコラボした「エプロン」12960円。前に大きなポケットが付いている


ベトナムで買い付けてきた「バッグ」1296円。ナチュラルなカゴバッグのようなデザイン


フォーと並ぶ人気!ベトナムの代表麺「ブン」


ベトナムと聞くとフォーというイメージが強いが、「Pho321 Noodle bar」でフォーと並んで注文が多いのがブン。日本ではまだ聞きなれないが、ベトナムではフォーと同じぐらいスタンダードな麺メニューだ。

ツルっとした食感で食べやすいブン。仕上げにトッピングされたピーナッツがアクセントに


材料はフォーと同じ米粉だが、異なるのは形状。平打ちのフォーに比べ、ブンは1mmの細麺。日本でいうソーメンに近い印象だ。店では豚肉、野菜、魚の3種類があり、サイズもS、M、Lから選ぶことができる。

「魚のブン」Mサイズ(200g)1080円。ほかにもSサイズ(120g)930円、Lサイズ(320g)1280円がメニューにある


辛さを求めるなら「魚のブン」Mサイズ1080円がおすすめ。たっぷりのパクチー、ベビーリーフ、ルッコラ、なますの大根やニンジンなど盛りだくさんの野菜の上に、カレー粉やピッキーヌで味付けしたクロカジキマグロがのる。器の底にある甘酢と絡めて食べるとよい。

夏は汁なしタイプがおすすめだが、太麺、醤油ダレベースの温かいブンもあり、こちらは寒い時期によく出るそうだ。【東京ウォーカー】

ランチに付けることのできる「豚のそぼろご飯」300円と、「ジャスミングリーンティ」200円。Sサイズの麺メニューといっしょに注文する人が多い


原宿駅と北参道駅から徒歩圏内にあり、まわりにはアパレルショップなども多い。入りやすいオープンなイメージにするため、ガラス張りを採用した


「魚のブン」 辛さ度:★★/パクチー度:★★★ ※度数は5つが最高、ライター個人の感想による

取材・文=酒井明子、撮影=山下陽子

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