別府6丁目交差点近く、城南学園通り沿いに建つ「黒田節(くろだぶし)」(福岡市城南区)。「安くて、おいしくて、お腹いっぱいになるものを」という創業者・伊藤允浩さんの思いから、うどんをメインにボリューム満点の丼メニューも多数そろえる人気店だ。
厚切りの国産合鴨肉がのる鴨南うどん
福岡のうどん店といえば、ごぼう天うどんや丸天うどんを思い浮かべるが、同店の看板メニューは他ではなかなか見かけない「鴨南うどん」(750円)。合鴨のモモ肉をネギ、シイタケと一緒に炒めたあと鴨ガラの特製スープを投入すれば、それぞれの素材の旨味が合わさり、濃厚な味わいに仕上がる。
麺は、店に隣接した製麺室で毎日手打ち。福岡県産小麦100%の「筑紫こがね」を用い、モチッとした柔らかさの中にも、ほどよいコシを感じられるように工夫。「鴨汁つけ麺・うどん」(950円)では、小麦本来の味や香りも楽しめると好評だ。
客の8割が頼むマグロ丼は必食!
また、「黒田節」で忘れてはならないのが「マグロ丼」(650円)。マグロは注文を受けてから秘伝ダレに絡ませるため、素早く味が付くよう小さくサイコロ状にカットしている。そのままでも十分おいしいが、卓上にある自家製のニンニクや鷹の爪が入ったゴマラー油を数滴入れるのがおすすめ。女性には「アボカドまぐろ丼」(800円)が人気のよう。
大人気のマグロ丼は持ち帰りもOK。家でゆっくりと老舗自慢の味を堪能するのも贅沢だ!
取材・文=浅原麻希(シーアール)、撮影=藤野拓人
浅原麻希