オーガニックワインに合う創作餃子が楽しめる、三軒茶屋の餃子バル「GYOZA SHACK」。女子からの支持も厚いこちらのお店では、なんと甘いデザート餃子、その名も「ドルチー餃子 レアチーズ」なるものが存在するという。一体どんな餃子なのだろうか?
フレンチのテクニックで作ったあま~い餃子
フランス料理の技で創作された「ドルチー餃子 レアチーズ」。これは、レアチーズケーキをパスタの生地で作った厚めの皮で包み揚げ、ミックスベリーと赤ワインを煮詰めたオリジナルソースをかけた、見た目も味も“ギョウ天”の逸品。ひと口かじると、中からレアチーズがあふれ出す。パリパリの皮とトロトロのレアチーズとベリーソースが三位一体となったスイーツは、甘い物好きなら納得の味わい。都内の餃子店でもデザート餃子を食べられる店は珍しいという。
山形・庄内豚の肉汁あふれるジューシー餃子も注目
斬新なデザートのほか、餃子などの食事メニューも充実しているので紹介しよう。進化系が目立つ中でも、同店のもっともスタンダードな餃子が「Pork SHACK餃子」。山形県産の庄内豚100%を使用した餃子はやや大ぶりのサイズで、キャベツ、タマネギ、シイタケなどの野菜も多め。醤油ベースの香ばしいソースが、庄内豚の旨味を一層引き立てる、シンプルななかにこだわりが感じられる1品だ。
加えて、サイドメニューのなかでも「フレンチシェフの経験があるスタッフだからこそ作れるんです」と大塚武史店長が胸を張るのが「庄内豚のローストポーク」。ローストポークの甘さがふわりと広がるこの料理。肉の美しいピンク色は、低温でじっくりと火入れし、肉汁を肉の閉じ込めることに成功した証だという。
紹介した「ドルチー餃子」やワインに合う創作餃子、そしてサイドメニューまで、“ここならでは”でもてなしてくれる同店。オーガニックワインをかたむけながら、味はもちろん、ビジュアルやヘルシーさにもこだわった料理の数々を堪能してほしい。
取材・文=城リユア(mogShore)、撮影=斎藤ジン