下北沢の「peche(ペッシュ)」は、大人かわいいファッション小物やヴィンテージアクセサリーを揃えるフランス雑貨店。オーナーの粟生田(あおた)さんが毎年ヨーロッパに出向いて買い付ける商品の中には、フランス語の絵本も並ぶ。
大人も感激できるフランスの絵本
「フランスには、いわゆる子ども向けの絵本だけでなく、イラストのクオリティが非常に高く大人が見ても素敵なものが多くあります。ヨーロッパでは大人向けの絵本はジャンルとして確立されているくらいメジャーで、インテリアとして部屋に置いておくだけでも絵になります」
pecheでは、オープン20周年を記念したイベントで、フランス語の翻訳家さんによるフランス絵本の読み聞かせイベントを開催。美しいイラストを目で楽しめるだけでなく、耳で感じるフランス語の響き、そして日本語訳から絵本の世界観を感じとれる朗読会は、子どもだけでなく大人にも大好評だったという。今後も不定期に開催予定のため、気になる方はホームページなどをチェックしよう。
また店内では、プラダのミラノ・コレクションでランウエイの壁面に作品を発表して一躍注目を浴びたフランス人画家ピエール・モルネの絵本原画も販売。1972年生まれのピエール・モルネが描く少女は、アンニュイでどこか日本画の美人図にも通ずるシュールな一面もあり、甘くなりすぎない美しさが魅力。アートをインテリアに取り入れたい大人の女性にも最適な一枚となるだろう。
東京ウォーカー編集部