下北沢駅から茶沢通りを10分ほど歩くと、美しいディプレイが目をひくアンティークショップ「nonsense」が見えてくる。こぢんまりとした店内には家具、食器、工芸品、古道具、アクセサリー、アート作品など、ヨーロッパを中心に国内外で仕入れた商品がずらりと並ぶ。
愛着のわく良品と出会える
店名の「nonsense」には、カテゴリーや要素にとらわれず、自分たちの経験とセンスで選ぶというこだわりを込めているそう。価値のあるものかどうかよりも、暮らしの中でしっかりと使えて、雰囲気を出してくれるもの。一つ一つの商品に愛着を持っている様子が、棚のつくりや整えられたディスプレイから伝わってくる。
店主の益子さんご夫妻は、学生のころから好きだった“古きよき”ものを集め、01年にお店をオープン。季節ごとに商品を入れ替えながら、必要に応じて修理やメンテナンス、リメイクもしているそうで、まさにここでしか見つけることのできない出会いの宝庫だ。国籍や年代にとらわれず、2人の審美眼で選ばれたものはどこか共通する雰囲気を持っている。夏の時季は涼しげな和ガラスがおすすめとのことなので、生活を彩る良品を探しに足を運んでみよう。
東京ウォーカー編集部