有名な観光スポットはもう行き尽くした!という人、必見!!今回は、特定のものにこだわり続けた人が作り上げたマニアックミュージアム4つを紹介する。訪れた人はその情熱に驚くこと間違いなしだ。
80年代以降の雑誌や少女マンガがズラリ!
まちづくりプロデューサーの志村和浩さんが、三重県の事業にかかわったのをきっかけに奥様のさくらさんと多気町に移住。地域交流の場として、東京・あきる野市の少女まんが館から寄贈を受けて開館したのが「少女まんが館 TAKI1735」(三重・多気町)だ。現在は1万冊以上の蔵書を誇り、「週刊マーガレット」の1965年新年特大号や、連載が始まった1980年に発売された「日出処の天子」のコミックスなど、貴重な雑誌も多数所蔵されている。
施設の1階はカフェ「cafe1735」。2階のミュージアムで選んだ蔵書を読みつつ、ランチやお茶を楽しもう。おすすめは、「1735オムライスセット(サラダ、スープ、プチデザート付き)」(1200円)。ランチには地元食材を積極的に使用しており、オムライスの卵は多気町産の平飼い有精卵だ。キッズスペースも完備されているので、家族で訪れても安心!
6800点以上のガチャ玩具が集結!
「ガチャガチャミュージアム」(名古屋市港区)は、約200面の遊べるガチャガチャのほか、1000種類6800点以上を誇るガチャ玩具コレクションが見もの!
館内には、開館から現在まで、17年間コレクションしてきたガチャ玩具が、所狭しと展示されている。ガチャガチャは、動物&自然系やテレビキャラクター系を中心に、随時最新アイテムを導入。名古屋港ガーデンふ頭の商業施設「JETTY WEST」の2階にあり、週末は家族や学生などでにぎわっている。
昭和レトロな町並みがリアル!
戦後の日本が高度経済成長をとげた、昭和30~40年代をテーマにした資料館「北名古屋市歴史民俗資料館 昭和日常博物館」(愛知県北名古屋市)。当時の町並みや暮らしを再現した、映画の撮影セットさながらの空間展示に思わず見入ってしまう。
昭和の店や日用品、家電製品などの資料展示も充実。細部までリアルで見応えたっぷりだ。
現役で稼働するレトロゲームに感動!
「天野ゲーム博物館」(愛知県西尾市)の店内は、昔のゲームセンターのよう。歴代のシューティングゲームや格闘ゲームを中心に、約100台のレトロゲームがそろっている。全国からマニアが訪れる、アーケードゲームの聖地だ。1プレー50円からと、発売された当時のままの料金で楽しめるのもうれしい。
スペースインベーダーやパックマンといった誰もが知っているゲームで遊べるスペースのほかに、レアなレトロゲームを楽しめるVIPルームも存在。入室できるのは30歳以上で、館長の許可が必要だ。
この夏は、1つのものを極めた人だけが作れるマニアックミュージアムを訪れて、ディープな東海を感じてみよう。
東海ウォーカー編集部