平家の末裔「鶴富姫」と源氏の武将「那須大八郎」との悲恋物語を題材にした村おこしのまつり「椎葉平家まつり」が、11月9日(金)~11日(日)の3日間、宮崎県の椎葉村で開催される。毎年11月第2週の金、土、日の3日間毎年行われ、人口3000人に満たない村に観光客2万人を集める、宮崎県下の一大祭りとして定着しているまつりだ。
初日の9日には、鶴富姫の慰霊と、椎葉平家まつりの安全を祈願して行われる鶴富姫法楽祭として、鶴富姫が鶴富屋敷から大八郎の待つ陣屋敷へと向かい、つかの問の逢瀬がかなった後、神事、琵琶演奏、神楽などが行われる。
また、10日、11日にはメインイベントとして「大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード」が行われ、宮崎学園高校吹奏楽部、稚児行列、民謡会、地域婦人ひえつき節踊りに加え、平家方(鶴富姫をはじめとする平家の公家侍女など一門)、源氏方(源氏の武将・那須大八郎率いる坂東武者)など総勢約300人の平安絵巻を思わせるパレードが楽しめる。
その他、むらおこし物産カーニバルや、ご当地グルメ展など催し物やお楽しみも盛りだくさん。秋深まる椎葉村の「椎葉平家まつり」で平安絵巻を堪能しよう。
ウォーカープラス編集部