自然豊かな街並みに、円覚寺、東慶寺、浄智寺、建長寺など鎌倉有数の名刹が点在する北鎌倉。境内で梅が迎えてくれるこのシーズン、お寺巡りをしながら、ミュージアムでアート鑑賞を楽しもう。2019年3月31日(日)までは、周辺一帯がつるし飾りで華やぐ「北鎌倉つるし飾りのある街」を開催中だ。
「北鎌倉古民家ミュージアム」で、つるし飾り&おひな様にほっこり
江戸末期に建てられた築100年以上の古民家を福井県から移築したミュージアム。ひな人形、アジサイ、ネコなどをテーマに、1年を通して多彩な展覧会を開催している。元は農家だった立派な木造家屋、初夏には多品種のアジサイが彩る庭も一見の価値あり。
メルヘン画に癒される「北鎌倉 葉祥明美術館」
絵本作家・画家・詩人として広く活躍を続ける葉祥明氏の作品を展示・紹介。バラやアジサイを配した庭、かわいらしい外観や館内のインテリアなど、まるで絵本の中に迷い込んだような美しい空間で、葉祥明氏の世界を堪能できる。併設のショップには絵本やオリジナルグッズがずらり。
「かまくら篆助」でオーダーメイドのハンコはいかが?
篆(てん)刻家・雨人(うじん)さんの工房兼ショップ。遊びのあるカジュアルなものから本格的なものまで、本場中国で学んだ手彫りのハンコをオーダーメイドできる。その場で仕上げてもらえ、でき上がる様子を見るのも楽しい。漢字1文字、ひらがな2文字まで1,620円~ほか。
東慶寺の境内には多品種約130本もの梅の木があり、今年は3月上旬ごろまで花を楽しめそう。宝物館「松岡宝蔵」では2019年5月6日(祝)まで「春季特別展 東慶寺蒔絵展」を開催している。
ひっそりと咲く梅をめでながら、初春の北鎌倉をおさんぽしよう!【取材・文=A-un、撮影=奥西淳二、後藤利江】
横浜ウォーカー編集部