本州の最西端に位置する山口県下関市は、関門海峡を隔てて福岡県に隣接する山口県最大の都市。“ふく”(※下関でのフグの呼び方)に代表される海の幸も豊富で、“海峡の町”らしいレジャースポットや人気の水族館もあるなど、家族でのおでかけにピッタリ。7歳の結菜(ゆいな)ちゃんファミリーが、魅力満載の下関へいざ出発!
まるで海に浮かぶ小島みたい!「下関フィッシングパーク」
「わあ、周りは全部海だよ!」と、到着するなり結菜ちゃんが目を輝かせたのは「下関フィッシングパーク」。誰でも気軽に釣りを楽しむことができる市の公共施設で、響灘の沖合いに突き出すように設置されたデッキからは、360度の大パノラマで海を見渡せる。売店では釣具の販売や貸し出しもしているので、手ぶらで来てもOK。初心者でも安心して楽しめるのでファミリーでの利用も多いとか。さあて、今日は何が釣れるかな?
売店のおじさんに聞くと、「今の時期はアジが釣れやすいかな」と教えてくれた。釣った魚は持ち帰ることができるとあって、「今日はアジフライね」「任せとけ!」とパパ、ママも気合十分。
デッキの上から海面をのぞくと、あちこちに魚の群れが見える。「いるいる!」と興奮しながら早速釣り糸を垂らすも、相手は自然の生き物。そう簡単に釣れないよね…と思いきや、結菜ちゃんの竿にアタリが!ひょいと竿を上げると見事、小さな魚をゲット!
釣れたのは地元で“ウリボウ”と呼ばれるシマイサキ。お目当てのアジではなかったけれど、結菜ちゃんは「小さなお魚さんのほうがかわいい」とはじける笑顔。家族で初めての釣り体験は大成功だった。
遊びながら健やかな体づくりができる新施設が登場!「ボートレース下関」
今、下関で家族がめいっぱい遊べるスポットとして話題となっているのが、「ボートレース下関」だ。白熱のレースを楽しむのはもちろん、フードコートの名物メニューやさまざまなイベントなど家族で楽しめる魅力も多く、また、2019年4月には新施設がオープンし、注目を集めている。
入場して、早速レースを観戦。生まれて初めてボートレースを見る結菜ちゃんの表情には、期待感がにじみ出ている。屋外デッキに出ると、間近を走るボートの迫力にびっくり。「ブオオーンってすごい音!」と結菜ちゃんは目を白黒。
水しぶきを上げて疾走するボートに「がんばれー」と大きなエールを送る結菜ちゃん。「こんなに結菜が興奮するなんて思ってもみなかったです。レースのスピード感や緊張感は子供にも伝わるんでしょうね。連れてきてよかった」と結菜ちゃんパパもご満悦。
次のレースは2階の一般席から観戦。開放的で全席禁煙だから子供連れでも安心。大きな窓からはコース全体が見渡せ、ゆっくりレースを楽しむことができる。
レース観戦を終えたところで結菜ちゃんが「おなかがすいたー」と一言。するとパパは「じゃあ、食べさせたいものがあるんだ」と、結菜ちゃんの手を引いて場内の「マリンカフェ」へ。こちらの名物は、下関では今もよく食べられているクジラのカツを挟んだ「くじらロール」。おなかペコペコだった結菜ちゃんは、すぐさまガブリ!豪快に頬張ると「おいしい!」と満面の笑顔。下関ならではの味は、家族の記憶に残るおいしい思い出となるはずだ。
さあ、おなかもいっぱいになったところで、結菜ちゃんファミリーはいよいよ話題の新施設「モーヴィ下関」へ。
「モーヴィ下関」は、遊びを通して子供の健やかな体づくりを応援する日本最大級の屋外の遊び場。場内は発達段階に応じて3つのゾーンに分かれており、たくさんの遊具は「バランスをとる」「体を移動させる」「ものを使う、扱う」などの動作ができるように工夫され、子供の好奇心やチャレンジ精神を刺激する。今年4月30日にオープンするやすぐに評判となり、ゴールデンウィーク期間中は1週間で1万人以上が訪れたそうだ。
「パパ、登れたよ!」「すごいね」「次はあれで遊ぼ」「大丈夫かな?」「もう一回!」
ここでは、親子一緒になって汗だくで遊んでほしい。家族全員でチャレンジし、失敗も成功も共有することで家族の絆は今よりぐっと深まる。また、場内には独自の研修を受けた「プレイリーダー」が常駐。子供の様子を見ながら、子供の遊ぶ意欲をより引き出すサポートしてくれる。
「子供たちの遊び場が少なくなってきたなかで、こういう場所は本当にありがたいですね。ボートレース場をより身近に感じました」と結菜ちゃんママ。最近子供と遊んでないかも?しっかりコミュニケーションとれているかな?そんなときは「モーヴィ下関」を訪れてみよう。
眺望抜群の大観覧車が自慢「はい!からっと横丁」
絶景も楽しむことができるのは、下関市のウォーターフロント「あるかぽーと」内にある遊園地「はい!からっと横丁」。このあたりは、「市立しものせき水族館 海響館」や新鮮な魚介を味わえる「唐戸市場」、おみやげ店や食事処が軒を連ねるシーサイドモール「カモンワーフ」などが建ち並び、連日多くの観光客でにぎわいを見せるエリアだ。
数あるアトラクションのなかでも、注目は高さ60メートルを誇る大観覧車。ゴンドラの広い窓からは美しい関門エリアを一望。シースルータイプのゴンドラもあり、ちょっとしたスリルも味わえる。
そのほか、2019年3月にできた新アトラクション「マジックバイク」など多彩なアトラクションがめじろ押し。しかもこの施設、なんと入園無料!各アトラクションそれぞれで料金を払って利用するシステムとなっているので、ちょっとだけ遊びたいときでも気軽に利用できる。一日がっつり遊びたいときは、ワンデーフリーパスがお得だ。
ペンギン、フグなど下関ならではの魅力満載「市立しものせき水族館 海響館」
下関といえば外せないスポットがコチラ。年間約60万人が訪れる人気の水族館「市立しものせき水族館 海響館」だ。
地下1階、地上4階からなるこちらの水族館最大の魅力はなんといってもペンギン。国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」で5種類約140羽のペンギンが展示されている。なかでも世界最大のペンギンプールを備える「亜南極ゾーン」では、4種類約70羽が暮らしている。プールで泳ぐペンギンは、地上でヨチヨチと歩く姿からは想像ができないほどスピーディで、「飛んでるみたい!」と結菜ちゃんも釘付け。
関門海峡を再現した水槽や常時100種以上のフグを飼育・展示するなど、下関らしい見どころもいっぱい。また、イルカの賢さや大迫力のジャンプに感動必至のイルカとアシカのショーのほか、イルカタッチやペンギンタッチなど、生き物たちと直接触れ合えるイベントも見逃せない。これらの体験型イベントは来館してからの当日予約(先着)なので、早めの来館がオススメだ。
見て、食べて、遊んで、体感して。家族みんなで遊びつくして大満足。次のおでかけは、結菜ちゃんファミリーも太鼓判を押す山口県下関周辺へGO!
【構成=CRAING / 取材・文=前田健志(パンフィールド) / 撮影=鍋田広一(パンフィールド) / ウォーカープラス編集部 / PR】
CRAING