箱根の宮ノ下といえば、温泉や風情ある街並みで有名だが、浅間山が近いことからハイキングコースも充実している。この季節におすすめの、山と街、温泉が満喫できるコースを紹介しよう。
宮ノ下駅からすぐ左の“チャップリンの散歩道”と呼ばれる小径に進むと、約500mの山道がスタート。豊かな自然が広がり、耳をすませば鳥のさえずりも聞こえてくる、のどかな雰囲気が楽しめる。
こちらの小径で、ヤマツツジが咲き誇る浅間公園や熊野神社に立ち寄ったら、今度は太閤石風呂に向かおう。道中には地下道や木の階段もあるので、プチ探検気分が味わえる。
こうして山歩きを堪能したら、「箱根てのゆ」で極上の湯に浸りたい。露天風呂は岩風呂、樽風呂、壺風呂、石風呂、寝湯の5種類があるので、汗を流してから、レトロな街歩きに出かけるのも面白そうだ。
なお、太閤石風呂のある石風呂通り沿いでは、温泉のすぐ横から自然湧出している源泉を、そのまま掛け流している野天岩風呂「そこくらの湯つたや」も営業中。訪れた際は、こちらの天然温泉にも立ち寄りたい。
温泉のあとは箱根の絶品メニューを味わう
セピア通りをまっすぐ歩くと、スタート地点の宮ノ下駅まで戻ってくる。駅前で営業中の「森メシ」では、鮮度抜群の地アジを使った「あじ彩丼」(1180円)などが楽しめるので、絶品メニューを味わって、温泉プチ探検の締めくくりとしたい。
ちなみに、セピア通り沿いにある「川邊光榮堂」では、サクサクとした食感と上品な甘さが特徴的な「鉱泉煎餅」(1300円)が発売中なので、お土産として購入してみてはいかが。【東京ウォーカー】