阿佐ケ谷駅南口の商店街パールセンターにある創業91年の酒屋は、地元の人から長く愛される地域密着型のお店だ。
現在、店内にはアメリカをはじめ各国のワイン150種、世界のビール200種、全国の選りすぐりの日本酒150種以上など、様々なお酒が並ぶ。
しかし、2代目が引き継いだ当時は、周辺に5、6店舗の酒屋があり、いずれも同じような店だったという。そこで、2代目が全国で銘酒を探し周り、無名でもおいしい酒を直接仕入れ他店との差別化を図ったことで、今では遠方からも日本酒ファンが訪れるほど。また、3代目からはセレクトにこだわったワインやビールを仕入れたことで、客の1割は外国人が占めるようになった。
「店の奥に『ウラノヘヤ』と名付けた角打ち処を2012年に作りました。買ったお酒を立ち飲みできるスペースです。お酒のことで迷ったら相談にのりますので、お気軽にお立ち寄りください」(三代目の三矢治さん)。
8月に開催される阿佐ケ谷の夏の七夕まつりでは、毎年店で出すパエリアが名物になっているほど、地元の人から愛される酒屋さん。
多種多様な酒が並ぶアットホームな酒屋さんで、お気に入りのお酒を見つけてみよう。【東京ウォーカー】