静かに風情ある社寺を巡れる!3分で知る山科エリアまとめ

関西ウォーカー

京都市の東端に位置し、古くから交通の要衝として栄えた山科。JR・京阪・地下鉄の3つの路線が集まるこのエリアは、現在も多くの人が行き交っている。

毘沙門天を本尊とする天台宗の門跡寺院/毘沙門堂


毘沙門堂は、毘沙門天を本尊とする天台宗の門跡寺院。宸殿内部を飾る“動く襖絵”が有名。狩野益信の作で、どの角度から見ても鑑賞者が中心となる、逆遠近法という手法が用いられている。春は樹齢150年を超える枝垂桜などの桜が咲き誇り、秋は紅葉が境内を染め上げる。

春はサクラと菜の花が咲き誇る/山科疎水


四ノ宮から日ノ岡までの約4kmにわたって続く、山科疎水は琵琶湖疎水の分線で、両岸には遊歩道が整備されている。春はサクラと菜の花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませる。

小野小町の邸宅跡と伝えられる隋心院


隋心院は小野小町の邸宅跡と伝えられ、化粧井戸や小町作と言われる文張地蔵、文塚などがある。春は梅の名所としても人気だ。

醍醐天皇の勅願寺である観修寺は、池泉回遊式の庭園や水戸光圀寄進と言われる燈籠など、見どころが多い寺院だ。

山に囲まれた豊かな自然に恵まれ、ハイキングコースとしても人気がある山科。定番観光スポットに比べると人が多くなく、JR京都駅からも足を延ばしやすいので、静かに風情ある社寺を巡りたい人におすすめだ。【関西ウォーカー編集部/油井康子】

油井康子

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