ザ・プラン9のお~い!久馬が芸歴30周年記念公演を地元の岸和田で!シークレットゲストも登場

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

2022年1月22日、コントユニット「ザ・プラン9」のリーダーであり脚本家でもあるお~い!久馬が芸歴30周年を記念して「久馬歩責任編集 月刊コント芸歴30周年故郷に錦号」を開催した。会場は、お~い!久馬の地元、大阪府岸和田市にある南海浪切ホール。温かな空気に包まれた凱旋公演となった。

お~い!久馬(写真中央)が、地元の岸和田市へ堂々の凱旋!画像提供=吉本興業


参加メンバーには、NSCで同期だったあの2人が!

「月刊コント」とは、久馬が2009(平成21)年から開催しているコントイベント。毎回、ザ・プラン9のメンバーに加え、多数の芸人が参加していくつかのコントを演じていく。今回は、芸歴30周年を記念して、NSC大阪校10期生であり同期のメッセンジャーあいはら、桂三度が参加。その他、11期生のケンドーコバヤシのほか、アキナ、セルライトスパ、ロングコートダディ、ニッポンの社長、ゆりやんレトリィバァ、おいでやす小田、武将様(ミサイルマン岩部)、永野などが出演しコントを披露。会場は終始笑いに包まれた。

NSC大阪校の同期、メッセンジャーあいはら(左から2番目)、桂三度(右)画像提供=吉本興業


なだぎ武が急遽参加!

今回は、ザ・プラン9のきょうくんが参加できず、急遽代役として、元プラン9のメンバー、なだぎ武が参加。2015年の脱退後、初共演するという貴重な回となった。アドリブのセリフや掛け合いに加え、舞台いっぱいに走り回るコントを見せたなだぎは「7年ぶりでつかれたわ。でも、出囃子を聞いたら急に緊張感が増して、気持ちが当時に戻ったんですかね。あんなに緊張しながら出囃子を聞いたのは初めてやったわ」と言うと、久馬も「久しぶりでちょっと照れ臭いものもあったな。でも、また何かあったらぜひ」と、久々の共演をかみしめた。

ザ・プラン9とは7年ぶりの共演となったなだぎ武(左から3番目)画像提供=吉本興業

オープニングコントでは、なだぎがアドリブを発動!舞台いっぱいに走り回り、汗だくに画像提供=吉本興業


最後にすべてのコントが一つに繋がる爽快感が見事!

「月刊コント」の醍醐味は、芸人が演じるいくつかのコント(久馬オリジナル)が、最終的に1つの物語になって完成するところ。今回は、ザ・プラン9が演じる音楽グループ「ジグザグ」がテレビ番組に出演することになり、さまざまなミュージシャンやスタッフとドタバタを繰り広げるというストーリーだ。

ザ・プラン9のヘタウマ歌ネタに続き、ゆりやんレトリィバァが人気アニメのキャラクターに扮して笑いを取ると、ニッポンの社長がコンビニを舞台にした笑いで会場を沸かせ、セルライトスパはお祭りの「射的」にまつわるコントで場を盛り上げた。

ロングコートダディが演じた近未来のへたれヒーローの次は、また射的コントに戻ったが、そこで、吉本新喜劇の末成映薫(すえなりゆみ)が堂々の登場!おなじみのキメ台詞「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ」「インガスンガスン」を披露して、会場は拍手喝采!ますます舞台は熱くなった。また、川畑泰史、ケンドーコバヤシ、桂三度も射的コントに参加、ドリルネタでおなじみの吉田裕を交えて物語を展開していった。

続いて、アキナが、反抗期の少年とその母親を主人公にしたコントを行い、おいでやす小田が居酒屋の店長のぼやきコントを披露。さらに、武将様(ミサイルマン岩部)、永野など個性あふれる芸人たちが独自のネタを大展開。シチュエーションはバラバラなのに、最後に全コントが一つにつながる、人間関係の相関図が明らかになった時のあの爽快感はたまらない!会場からも驚きと共に熱い拍手が送られた。

永野のコントに、シークレットゲストが登場!

永野が歌ネタを披露している途中、会場の2階席を眺めて「クワバタオハラがいる!」と叫んだ。スポットが当たるとそこにはまさに、今回のシークレットゲストであるクワバタオハラ(くわばたりえ、小原正子)の姿が!観客は、永野の定番ネタである「クワバタオハラがおったらここはもう大阪や」を実際に目の当たりにすることになり、会場は驚きでいっぱいに。実はこの2組、共演するのは今回が初めて。観客は貴重な瞬間に立ち会うこととなった。クワバタオハラはそのまま舞台のコントに参加。「後ろ姿しかみせないパフィー」として最後までクワバタオハラ役を演じ切った。

「30年前、勝手に吉本にいくと言って家を出たけれど…」

エンディングは川畑泰史ほかのギター伴奏で「笑顔のまんま」を大合唱。音楽コントらしい終わりとなった。

「笑顔のまんま」を全員で歌って和やかなムードに画像提供=吉本興業


久馬は最後の挨拶で、会場に向かって「ただいま」と一言!客席からは温かな拍手が送られた。

今、どういう気持ちなんですか?と浅越ゴエに聞かれた久馬は「30年前に、吉本に行くと言って急に家を出た。親孝行というわけではないですが、今こんな仕事をしていますよ、というのを観てほしい」と言い、さらに「紆余曲折がありながら、ここまで続けてこれたのは本当に親あってのこと」と語った。

すると会場から「がんばれ」と言う声が掛かり「これからも親孝行できるようにがんばりたい。ただ、今、あんまり長くしゃべってられへん。この後、ギャロップの漫才を書かなあかんので(笑)」と、漫才作家としての顔をのぞかせつつ芸歴30周年記念イベントを締めくくった。

月刊コントは今後も定期的に開催される予定だ。また、ザ・プラン9のイベント「THE PLAN9 芝居座其の伍 ロッキュー」も2月19日(土)、20日(日)に近鉄アート館で開催されるので、こちらもぜひチェックして。

※公演スケジュールは予告なく変更となる場合あり。最新情報はFANYチケットWEBサイトを要確認

取材・文=田村のりこ

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る