FP飯村久美さんに学ぶ『貯蓄1000万円の壁』を越えるコツ。「貯蓄1000万円の壁」を越えると、人生の選択肢が広がる

東京ウォーカー(全国版)

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円安による生活コストの上昇や、老後資金問題など、お金に関する漠然とした不安を抱えている人も多いはず。一方で、これまでにも「お金を貯めたい」と考えてきたにもかかわらず、なかなかうまくいかないという人も少なくないだろう。ここでは、『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』の著者でもあるファイナンシャルプランナーの飯村久美さんが、お金を増やすコツや「貯蓄1000万円の壁」を越えるメリットを紹介。
今回は第44回。

ファイナンシャルプランナーの飯村久美さん【撮影=樋口涼】


「貯蓄1000万円の壁」を越えると、人生の選択肢も一気に広がります。 「お金がないからできない」という制限がなくなり、「自分は本当はなにをやりたいのか、そのためにはなにが必要なのか」を考えて行動できるようになる からです。

思い切って転職する、起業してビジネスをする、憧れの国に海外留学する、お金が心配で踏み切れなかった結婚をするなど、これまでお金のことを気にしてあきらめていたことを実現できるはずです。

いまの仕事をもっと極めてキャリアアップするために、自己投資する という選択肢もあるでしょう。

例えばファイナンシャルプランナーなら、金融商品の知識や社会保険・税金の勉強に加えて、ビジネス系やコーチングなどのセミナーに参加すれば仕事の幅が確実に広がります。外国語を使う会社に勤めている人ならば、TOEICや語学系の資格を取れば有利になるし、営業職の人であればコミュニケーション能力を鍛える研修を積極的に受けることもできます。

選択肢が広がるのは、仕事だけではありません。毎日の家計に追われる必要がなくなるので、家族と過ごす時間を増やしたり、趣味やスポーツを楽しんだり、温泉などに出かけてリフレッシュしたりと、プライベートの時間を楽しむゆとりも生まれます。

また、 貯蓄1000万円という資金力を武器に、「もう少し株式や債券に投資してみよう」 などと、マネープランを考える人もいるでしょう。貯蓄がある程度できれば、将来のビジョンも描けるようになっていきます。

日本人の平均寿命は男女とも80歳を超えており、2050年には女性の平均寿命が90歳に届くともいわれています。つまり、仕事を退職して年金生活をスタートしたあとも、20~30年分の生活費がかかるということです。老後は年齢とともに病気になるリスクが高くなり、医療費の支出が大きくなることも考えられます。

また、これからは年金の受給開始時期も自分で選ぶ時代になります。2022年の公的年金制度の改正では、年金の受け取りを最長で75歳まで延ばせるようになりました。本来であれば65歳から受給できる受給開始時期を遅らせると1カ月あたり0.7%の増額となり、1年で8.4%増、10年後の75歳に受給を開始すれば、65歳で受け取るよりも84%も多くもらえます。

いまは医療の進歩もあり、70歳を超えても元気な高齢者がたくさんいます。それこそ、近い将来には定年も70歳まで延びるかもしれません。退職後の70歳から1000万円の貯金で生活して、75歳から年金の受給をスタートすれば、84%増額された年金をもらうことも可能だということです。

将来のことは、誰にもわかりません。いまは賃貸で十分と思っている人も、マイホームが欲しくなるかもしれません。自由気ままに独身生活を満喫している人も、運命の相手と出会って結婚したくなるかもしれません。ある日突然、放浪の旅に出かけたくなるかもしれません。

5年後、10年後、20年後、30年後……の自分がどうなっているか、想像してみてください。 あなたの将来の選択肢は無限に広がっています。 それを可能にするのが、貯蓄1000万円 なのです。

ファイナンシャルプランナーの飯村久美さん【撮影=樋口涼】


この記事のひときわ #やくにたつ
・「貯蓄1000万円の壁」を越えると、人生の選択肢が広がる<br />・貯蓄がある程度できれば、将来のビジョンが描ける

編集協力=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、洗川俊一、横山美和、撮影=樋口涼

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