お金を手にする人は、「信用」を重視する。「億り人」に見られる思考と行動

東京ウォーカー(全国版)

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この記事を読んでいるようなお金に興味がある人であれば、「億り人」という言葉は知っているだろう。「億単位の資産を築いた人」であり、むかしでいう億万長者だ。億り人というとそもそもお金持ちの家で生まれたような人をイメージしがちだが、実は普通のサラリーマンから億り人になった人も数多いと語るのは、長年証券会社に勤めた経験もある経済コラムニストの大江英樹さん。そんなサラリーマンたちは、普段からどんな思考を持ってどんな行動をしているのかを分析してもらった。

経済コラムニストの大江英樹さん【撮影=藤巻祐介】

「あればあるだけ使う」というのが人間

今は経済コラムニストとして活動している私ですが、実は独立するまでは長年にわたって大手証券会社に勤務していました。そのなかで、まさに数多くの「億り人」に接してきたわけですが、そういう人のなかにはいわゆる普通のサラリーマンも少なくありません。そして、そんな普通の人でありながら億り人になった人にはいくつかの共通点があることが見えてきました。

【普通の人から「億り人」になった人が持つ共通点】<br />①天引きの習慣を身につけている<br />②生活パターンを確立している<br />③なんでも自分で考える<br />④「地位財」ではなく「非地位財」に大きな価値を感じている

ひとつ目が、「①天引きの習慣を身につけている」というもの。これは、資産形成の「基本のキ」です。使った残りのお金を貯めるということは、よほど意思が強い人でないと絶対にできません。あればあるだけ使ってしまうのが人間というものなのです。

ですから、手取り月給が20万円という人なら、例えばそのうち2万円を給料日に天引きして貯蓄用口座に入金するといったかたちで貯金をするのです。これまで20万円を使い切っていた人からすると、残りの18万円で生活をするのはたしかに苦しく感じるかもしれません。

でも、人間にはあればあるだけ使ってしまうという特性もあれば、すぐに環境に順応できるという特性もあります。18万円で生活することにもすぐに慣れてそれが当たり前になるのです。

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