会社全体で社員の将来をサポート!ハーゲンダッツ ジャパンが推進する「Myキャリア制度」。発案者に聞く“リスキリング”の重要性とは?
東京ウォーカー(全国版)
近年、次世代の働き方に向けて新しいスキルを身につける「リスキリング」が推進されているなか、さまざまな会社が社員のキャリア開発や学習機会の提供に力を入れている。そのなかでも社員のキャリア支援に積極的に取り組むべく奮闘しているのが、アイスクリームブランドの「ハーゲンダッツ」を全国に届けているハーゲンダッツジャパン株式会社(以下、ハーゲンダッツ ジャパン)だ。
この会社では、社員一人ひとりが自らのキャリアを見つめ直し、将来に向けた学びを行うための「Myキャリア制度」を設けている。今回はこの制度の発案者であり、出産・子育てをしながら営業やマーケティング、人事などさまざまなキャリアを積んできたハーゲンダッツ ジャパン コーポレート本部 人事グループマネジャー の矢野優子さんに、Myキャリア制度を実施する目的や、自身のキャリアを見つめ直すことの大切さについて話を聞いた。
さまざまな仕事で視野を広げる!ハーゲンダッツの働き方
ーーはじめに、矢野さんがハーゲンダッツ ジャパンに入社されたきっかけを教えてください。
【矢野優子】中学校のころに、店舗販売で食べたバニラアイスクリームのおいしさに感動してしまい、「人を感動させるようなアイスクリームを作る会社に入りたい」という思いがありました。もともと私は食べることが大好きで、就職活動の際に食品メーカーを中心に採用試験を受けていたのですが、そのなかでもハーゲンダッツ ジャパンに対する思いは特別でした。
【矢野優子】また、ハーゲンダッツのブランド哲学に「Dedicated to Perfection」(完璧を目指す)というものがあります。中学のころに食べて感動した味が、このブランド哲学のもとで作られていたとすれば、そのような会社で過ごすのはきっと刺激的だろうな、と思ったのが入社の決め手ですね。
ーー会社に就職されてからは、どのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
【矢野優子】はじめは営業本部に配属され、2年ほど量販店や卸店などに新商品の案内をしていました。現在は月1で新商品が出ていますが、当時は年に1〜2種類くらいでしたね。ちょうど販路を拡大していた時期でした。
【矢野優子】その2年後くらいにマーケティング本部に異動になりました。このころは日本発の商品をいろいろ出していた時期であり、2001年にはクリスピーサンドの発売に携わりました。ほかにもミニカップやバータイプの商品など、あらゆる形態の新商品企画を担当しました。
ーーひとり目のお子様が生まれたのはいつごろですか?
【矢野優子】2007年ですね。その後に第2子も生まれたので、マーケティング本部所属中に2回産休・育休を挟みました。その後は営業推進本部に異動になり、営業基盤整備やシステム導入、販促企画などを担当しました。
【矢野優子】2018年には再度マーケティング本部に異動になり、パッケージリニューアルやバー・アソートボックスカテゴリーの戦略・商品企画を担当しました。そして、2021年には現在所属しているコーポレート本部に異動となり、主に報酬関連や新卒採用を担当しています。
ーー営業からマーケティング、人事までさまざまな仕事をされてきたのですね。
【矢野優子】弊社の場合はジョブローテーションでさまざまな仕事や職種を経験して、視野が広がるのを目指しています。さまざまな部署で仕事をすることで、多様な角度から会社を見ることができる人材育成を行っています。
【矢野優子】また、弊社では何事に対してもチームで働くことが主流で、個人プレーではなく協力しながら仕事を進めるという社風があります。弊社のブランドはハーゲンダッツのひとつしかなく、これを会社全体で大切にしていこう、支えていこうという全社員共通の目標があるので、チームワークを醸成しやすい風土になっています。ハーゲンダッツ愛が深い社員ばかりですね。
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