心も体も喜ぶ。“食べるスキンケア”がテーマの冷凍宅配ミールブランド「&meal」を立ち上げた理由とは

東京ウォーカー(全国版)

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近年、調理にかかる時間を短縮したいというニーズや、コロナ禍での巣ごもり需要、プロ並みの料理を自宅で食べたいという人々からの支持が追い風となり、宅配ミールの認知度はアップ。ミールキット、宅配ミール市場も拡大傾向だ。そんな市場で、ほかとは一線を画しているのが、食習慣から美肌へアプローチすることを目指し、“食べるスキンケア”を提唱して商品を開発・販売する&meal(アンドミール)の冷凍宅配ミール。今回、このブランドの商品開発に携わる同社事業部長の矢野亮さんに取材を実施し、ブランド誕生のきっかけや、商品開発にかける想いを聞いてみた。

スキンケア発想でキレイに導くための食の提案を行っている&meal


美肌研究家が「食」のブランドを立ち上げた理由とは

――&mealについてお聞きします。まず、どのようなブランドになりますか?ブランド立ち上げの背景や想いを教えていただければと思います。
【矢野亮】モデル、タレント活動を経て、現在は美肌研究家として活動するソンミ(朴成美)が代表を務めるスキンケアブランド・meeth(ミース)の姉妹ブランドです。肌状態に食べたものは大きく影響しており、化粧品だけでは真の健康的な美肌づくりに限界があるという発想から生まれたのが、食べるスキンケアブランド「&meal(アンドミール)」です。ブランド名には、beauty & meal・Health & meal・Family & meal、「食は、全てと繋がっている。」という意味が込められています。 内側と外側のケア、両方からのソリューションを提供する私たちは、真の総合スキンケアカンパニーを目指しています。

【矢野亮】ソンミは、もともといろいろなブランドのアイテムを何百種類と使ってきたスキンケアオタクだったので、「meeth」では「本当に結果の出るもの」だけを開発してきました。そして、「肌がどこまで変わるか」と、60日間チャレンジという企画をやったのですが、そのとき、一部の方は肌に変化がなかったので、ヒアリングをしました。すると、食生活や睡眠時間が乱れている人が多かったんです。

【矢野亮】ソンミ自身も「肌を劇的に変えて人生を変えたい」という想いがあったので、美しくなるためには、やはり「食」の部分を変えなければならないと考えました。サプリメントなど「補うもの」は世の中にあふれていますが、メインの「食」を変えていかないことには、肌は美しく変わらないのでは、と考えたんですね。それで、本気の食のブランド、&mealを立ち上げることになりました。正しく食べて体の内側を循環させ、しっかり代謝できる体をつくり、結果的に肌もきれいになっていくことを目指して商品開発しています。

&meal 事業部長・矢野亮さん。「姉妹ブランドのmeethはユーザーからの満足度も高く、リピート率が高いブランド。やるからには、&mealもそこと同じレベルでやらないといけない」と話す【撮影=藤巻祐介】


さまざまなラインナップを展開。売れ筋は7日間セットやパン

――提供するサービスについて具体的に教えていただければと思います。ブランドコンセプトについてや、各カテゴリ、アイテムの特徴について教えてください。
【矢野亮】&mealでは、「 カラダ変わる”ごちそう“。 re : touch tables 」というブランドコンセプトを掲げています。”retouch“という言葉は、写真や絵画の世界において「手を入れる(修正する)」という意味で使われていますが、直訳すると「re」は 「ふたたび」、「touch」は「触れる」。環境や食生活、そしてカラダと肌を本気で改善し、変えたいと願うすべての人に、&mealのごちそう(tables)を届けたいという想いが込められています。

【矢野亮】人の体は、「食事でできている」と言われていますよね。でも、ただしい食事を毎日続けるのはとても難しいことだと思います。ヘルシーだけではダメで、「おいしい」「手軽」こそが習慣化の秘訣。私たちは、予防医学・栄養学の専門家とチームを組みレシピをつくり、グランメゾン出身のシェフが調理をして、瞬間冷凍でお届けするインナーケアフードを開発しています。メインの置き換え食から、朝食、間食、さまざまなシーンで使える調味料やオイルまでを展開しています。 美しく、健康になりたい、本気でカラダを変えたいと願うすべての人に、”おいしい、ただしい食事”を届けるべく、それぞれのラインナップを取りそろえています。ライフスタイルや目的に合わせて、何かひとつでも取り入れていただくことで、 食習慣がより良くなるように製品開発をしています。

【矢野亮】今人気があるのは、全22種類から目的や好みに合わせて3食、5食、7食分のメニューを選べる置き換え食のセット、「re : touch meal 選べる7食セット」(1万5120円)です。選べるメニューのなかの一番人気は、きのことホタテの旨味が広がる「きのこと帆立のポタージュ(+パン)」。そして2位は、脂質が少なく栄養価の高い牛肉と豚肉の赤身肉にこだわったハンバーグに、フレンチの技法で作ったソースを合わせた「ハンバーグ きのこと赤ワインのソース(+もち麦)」。3位は、豚ヒレ肉のひき肉で作るミートボールが入った、ホッとする味わいの「大根とカシューナッツのポタージュ(+もち麦)」です。鮭の粕汁やロールキャベツ、牛ほほ肉のシチューも好評です。

【矢野亮】各メニュー、高たんぱく(15.4g~36.5g)、低脂質、高食物繊維と理想的なPFCバランスで、エネルギーは一番低いメニューで229kcal、一番高いメニューでも409kcalと低カロリーになっていて、極端な食事制限や、食べることを我慢する必要がありません。また、栄養は組み合わせが最も大切なので、予防医学、栄養学の専門家たちが、「腸活」「透明感」「エイジングケア」「ハリ・弾力」といった、効果を高め合う食材の組み合わせなど、“食べて循環させる”メソッドをレシピに落とし込み、和・洋・中のバランス、味や食感にもこだわってメニュー開発をしています。例えば「きのこと帆立のポタージュ」は、腸活がテーマになっていて、食物繊維やビタミンD、ミネラルを摂ることができます。体のことを考えているので、ベースはクリームではなく、牛乳やきのこ。グランメゾン出⾝のシェフが、“監修”ではなく、本当に腕をふるって作っているものなので、ご褒美的にも食べていただけると思います。

【矢野亮】あとは、1枚で1食分に必要な食物繊維(6.4グラム)が摂れるパン「&meal BREAD-FIBER/1week」(1470円)も人気です。添加物を加えていないパンで、しっとりとした食感やおいしさも実現しています。お客さまからは「腸活によかった」といった声が寄せられており、リピート率も高いです。

食物繊維が摂取できるパン「&meal BREAD」


非効率でもおいしいものを作る!自社工場で調理するこだわりメニュー

――商品開発のプロセスや、こだわっている部分を教えてください。
【矢野亮】添加物を使わない大量調理は、旨味の出し方や味を安定させるのがとても難しく、単純にレシピ×人数分でできるものではないのが難しいところです。なかなかマニュアル化できないものなので、最後は一流シェフによる微調整が必須になってきます。一度完成した製品も日々研究しながら改良を重ね、立ち上げ当初に比べると、一層味もよくなってきています。

【矢野亮】あと、商品をお届けする際は冷凍なので、食べたときにベストな状態になるよう調整しており、そこが一流シェフたちの腕の見せどころかな、とも思っています。例えば、魚介類のプリプリとした食感、食べ応えのある野菜の食感など、火入れ方法にもこだわっています。工程の部分でも、それぞれの素材にとことん向き合っているんです。ボルシチのお肉なども2日かけて煮込んでいて。栄養価を守ることはもちろん、おいしさを最大限に引き出すためにも、面倒だと思われそうなことをただ愚直にやっています(笑)。

&meal 事業部長・矢野亮さん【撮影=藤巻祐介】


――開発から製造までを自社工場で展開していますが、自社工場を作った理由を教えていただけますか?
【矢野亮】私たちは、総合スキンケアカンパニーの「本気の食ブランド」であり、確実に体や肌が変わっていく「おいしい、正しい食事」を提供しなければいけません。そういった製品開発を実現するためには、ただ“効率のいい製造拠点”ではなく、製造というよりは、手間を惜しまない“料理”ができる拠点が必要であると考えました。

【矢野亮】代表のソンミも「絶対においしいものでないと続けられない」という気持ちを持っていましたし、毎日食べるものなので、高品質かつ、安心安全な製品をお届けできるようにということで、自社工場「&meal factory」を作りました。大きな工場に比べたら大量生産はできませんが、唯一無二の製品を生み出せる場所だと自負しています。

【矢野亮】ちなみに、生産効率を求めて、外部の工場で作るとすると、スープの具を容器に充填する際、従来の充填機には入らないので、具を小さくせざるを得ないんです。当社のメニューは、スープといいながらも食事と置き換えられるような一品になっているのですが、鮭の粕汁も、手作業で鮭1枚入れるなど、大きな具材を入れているのが特徴です。

――食事、スキンケア事情についてお伺いさせてください。御社が考える、日本の食事、スキンケアの課題感があれば教えてください。
【矢野亮】「スキンケア」と「食」という観点においては、食よりも、やはり化粧品にお金を使う人の方が圧倒的に多いのかなと。 化粧品も大切ですが、それ以上に、食事を変えれば、化粧品を変えるよりも大きな効果があるということを、多くの人に体感してもらいたいなと思います。予防医学の観点においても、以前コロナ渦で行われたお金に関する調査で、一番最初に削られるのは「食費」だという結果が出ていました。当社の製品を通じて、「食事=自分への投資」という考えをもつ人が、一人でも増えたらうれしいなと思います。

――&mealが目指す実現したい未来像はどのようなものですか?
【矢野亮】私たちは「現代人のカラダと肌へ、なにひとつ妥協しない食事を提供する。」というミッションを掲げています。さまざまなライフスタイルや食習慣がありますが、「美しく、健康でありたい」「おいしいものを食べたい」「自分の時間も作りたい」というような人々の思いに対して、これらのすべてをかなえる、まだ世の中にない食事を届けたいと考えています。”おいしい“を我慢すると、気分が落ちてしまいますし、”時短“を優先しすぎると、いつの間にか健康を損なっている可能性がある。おいしく食べながら、気休めの健康ではなく、しっかりとした”体感“と”変化“を届けていきたいなと。 健康って、時間も、コストもかかるし、正直めんどくさいことが多いですよね。私たちは、そんな健康的な食習慣を 「続けなきゃ」ではなく、「続けたい」へ変える、ただしい食体験をすべての人に提供する未来の実現を目指しています。

【矢野亮】私自身も&mealの置き換え食で、これまで成功しなかったダイエットを成功させることができました。しかもおいしく食べながら。夜の食事を変えるだけで、ここまでの体重の変化と翌朝の体調の変化を感じるのかと、正直驚きました。お客様からも「体の軽さ、スッキリ感が違う」「おいしく食べながらダイエットに成功しました」「体感だけでなく、意識も変わりました」といううれしいお声が多数届いています。

――&mealが今後展開予定の新しい取り組みやプロジェクトがあれば教えてください。
【矢野亮】商品開発においては、簡単に腸活ができておいしい朝食のラインナップを豊富にそろえたいなと。また、今年は大きなコラボレーション企画も計画中で、ギルトフリーで上質なスイーツなども出していきたいなと考えています。プロジェクトの面では、「食事」はすべてとつながっているので、予防医療やフィットネス、スポーツ、美容などの、食事が根幹となるあらゆる分野とコラボレーションをすることで、より良いサービスを提供できるのではないかと話を進めています。

【矢野亮】また、meethのほうでは、お客さまと一緒に企画会議をして、商品開発を進めたりもしているのですが、&mealでもお客さまの声やニーズを拾いながら、お客様と一緒に商品開発をしていきたいなと考えています。

――最後に、&mealをどのような方に利用してほしいか、その方々に向けてメッセージをお願いします。
【矢野亮】この先もずっと健康で、美しくあり続けたい。食べることを我慢せずに、カラダを変えたいというすべての人に使っていただきたいです。自炊をする方も、オイルや間食などを部分的に取り入れていただきたいですし、日々忙しく働かれている方は、メインの食事や朝食を。今後も、みなさまのカラダとココロに、”ただしい食事“を届けていきたいなと考えています。

【写真】食物繊維たっぷり。有機オートミールのクッキーも販売している【撮影=藤巻祐介】


この記事のひときわ #やくにたつ
・目標実現に向けては効率性よりも重視すべきことがある<br />・こだわりと想いをサービス名に込める

取材・文=平井あゆみ、撮影=藤巻祐介

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