2023年で発売45周年!円すいの独特な形が人気の「とんがりコーン」がロングセラーになった理由

東京ウォーカー(全国版)

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円すい状のとんがった形が特徴的なコーンスナック菓子「とんがりコーン」。サクサクの食感ととうもろこしの香ばしい風味が特徴的で、大人から子どもまでファンが多い商品だ。また、その独特な形状から、小さいころにとんがりコーンを指にはめて食べたという人も多いのではないだろうか。

ハウス食品株式会社(以下、ハウス食品)が販売するこのお菓子は、1978年に発売してから2023年で45周年。販売開始以降、「あっさり塩」や「焼とうもろこし」の定番の味をはじめ、約80種類ものフレーバーを発売してきた。

今回は、とんがりコーンがロングセラーとなった秘密や、特徴的なとんがった形や六角形のパッケージの理由、そしてブランドを続けていくうえでのビジネス戦略について、ハウス食品 食品事業二部 主席 金井健一さんに話を聞いた。

ハウス食品 食品事業二部 主席 金井健一さん【画像提供=ハウス食品】


実はアメリカ生まれ!日本上陸後すぐに大ヒット

とんがりコーンはハウス食品オリジナルの商品かと思われがちがだが、実はアメリカ出身。とんがりコーンの原形は、アメリカの「Bugles(ビューグルス)」という三角帽子のような形が特徴的なお菓子だ。1970年代、当時のハウス食品の社員がアメリカでこのお菓子に出合い一目惚れ。「日本でも発売したい!」という強い気持ちから販売元であるゼネラルミルズ社と交渉し、日本での発売にいたったという。

「弊社はもともとゼネラルミルズ社と提携しておりました。ちょうどコーンスナックの市場に注目していたタイミングでBuglesを発見し、提携を経て発売することができました。Buglesという名前には『角笛』や『らっぱ』という意味がありましたが、日本では通じにくかったこともあり、『とんがりコーン』というなじみやすい名前で販売を開始しました」

【写真】発売当初のとんがりコーン(1978年)【画像提供=ハウス食品】


当時の開発担当者はBuglesの形のおもしろさに強く惹かれたそう。開発の際にはハウス食品独自の技術で日本流にアレンジし、カリッとした絶妙に心地よい食感の商品が誕生した。1978年5月に東京で販売を開始すると「おいしい!」と瞬く間に大ヒット。その後、1979年8月には名古屋、10月には大阪で発売し、全国販売にいたった。

「全国に広がるほどに人気が出たのは、やはりとんがりコーンの独特の形があったからでしょう。また、認識しやすい六角形のパッケージを採用したことも人気の理由です。当時の開発担当者の記録を見ると、店頭で目を引きやすく、そして購買層であるお母さんやお子様が手に取ったときに持ちやすいといった理由からこの形になったそうです。段ボール箱に入りにくいのが玉にキズですが(笑)」

「とんがりコーン 焼とうもろこし」【画像提供=ハウス食品】

「とんがりコーン あっさり塩」【画像提供=ハウス食品】


始まりは「あっさり塩」から…。販売した味は約80種類

とんがりコーンのフレーバーは、発売時の1978年より続いている「あっさり塩」、そして1984年に発売し、現在の売れ筋商品となっている「焼とうもろこし」の2種類が定番となっている。また、これ以外に期間限定商品が定期的に発売されているため、店頭には基本的に3種類の商品が並んでいることが多い。

「あっさり塩、焼とうもろこしに続く『第三バラエティ』として、定期的に新しい味を発売しています。これまでに発売した味は定番のものを入れて約80種類で、『コンソメ味』や『のり塩味』といったスナック菓子らしい味から、『焼きりんご味』や『塩バニラ味』などの変わり種も発売しました」

「とんがりコーン 明太チーズ味」【画像提供=ハウス食品】

「とんがりコーン コク濃チーズ味」【画像提供=ハウス食品】


2023年5月にはとんがりコーン45周年の特別企画として「5月25日はとんがりコーンの日!とんがりコーン新製品を決めるのはあなただ!!キャンペーン♪」を開催。開発担当者が選ぶ歴代おすすめフレーバーの中から、再販してほしいものを投票するというもので、「バターしょう油味」、「ベーコンチーズ味」、「濃いコンソメ味」、「コク濃チーズ味」、「とんがりコーンスイート 塩キャラメル味」、「マヨネーズしょう油味」、そして「明太チーズ味」の7種類の中から投票で決められた。

「総投票数が2万7509件あったのですが、その中でも2022年発売のバターしょう油味が1万2614件の票を集め、ダントツで1位でした。コクのあるバターの風味と、ジワッとくるしょう油のうまみが人気の商品でしたが、まさかここまで熱烈なファンが多いとは思ってもいませんでした。票はもっとばらけると思いましたね」

「第三バラエティについては常に新鮮味を持って開発している」と話す金井さん。とんがりコーンのことを深く理解し、かつ消費者に喜んでもらいたいという強い気持ちがあるからこそ、バターしょう油のようなファンが再販を強く望むようなフレーバーを生み出すことができるのではないだろうか。

「とんがりコーン バターしょう油味」【画像提供=ハウス食品】

「とんがりコーン コク濃チーズ味」【画像提供=ハウス食品】


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