投資顧問会社代表が推奨。「積立投資」がもたらす3つのメリット

東京ウォーカー(全国版)

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最近のブームもあって、「投資後進国」とも呼ばれる日本でもようやく投資をはじめる人が増えている。そんな投資後進国で育ち、投資をこれからはじめようという初心者は、いったいどんな投資をすべきだろうか。個人投資家に堅実で実践的な長期投資のアドバイスを行っているつばめ投資顧問代表・栫井駿介さんは、「積立投資」を強くすすめる。

つばめ投資顧問代表・栫井駿介さんにインタビュー


積立投資がもたらす3つのメリット

みなさんがどんな投資をすべきか迷っている初心者であるなら、わたしからは「積立投資」を推奨します。積立投資とは、毎月一定の金額を特定の投資信託に投資し続けることを指します。その投資手法により、以下のようなメリットを得られるのです。

【積立投資のメリット】
①資産分散効果を得られる<br />②時間分散効果を得られる<br />③ほったらかしにできる

投資信託とは、「たくさんの投資家から集めたお金をひとつの大きな資金として、資産運用のプロが多様な株式や債券などに分散投資して運用する金融商品」をいいます。これが、リスクを軽減することにつながるのです。

ひとつの会社の株式だけにすべての資金を投じた場合、もしその会社が倒産してしまえば株式は紙くずになってしまいます。そういう事態を避けるため、投資の世界ではさまざまな資産に資金を分散して投じることが王道だとされます。これを資産分散効果といいますが、投資信託は、「多様な株式や債券に分散投資する金融商品」ですから、設計としてその効果を得られるようになっているのです。

そして、積立投資で投資すべき投資信託は、「インデックスファンド」と呼ばれるもの。インデックスファンドとは、日経平均株価やNYダウ、あるいは世界全体の株式といった株価指数に連動した値動きになるように設計された投資信託です。

私がおすすめするのは、世界全体の株式の値動きを示す指数に連動する、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と呼ばれる商品です。この商品であれば、たとえば日本の経済が下降線をたどったとしても、新興国などどこかの国の経済が上向きであれば損失を被るリスクを軽減してくれます。それだけ、資産分散効果が高いというわけです。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をおすすめする栫井駿介さん、その理由は…

一括投資では得られない時間分散効果とは?

また、積立投資には「②時間分散効果を得られる」というメリットもあります。株価はつねに変動しています。安いときにたくさん買えればいいのですが、株価の値動きを読むのは簡単ではありません。そこで、時間分散効果を得られる積立投資が力を発揮するのです。

時間分散効果がどういうものか、積立投資と一括投資を比較しながら具体例で示しましょう。

【画像】積立投資と一括投資の比較


毎月1万円ずつ積立投資をするとします。購入するインデックスファンドが1口2000円だとすると、最初の月に買えるのは5口です。2カ月目は価格が1000円に下がりました。買えるのは10口です。そして、3カ月目に2000円に戻ったとするとまた5口買うこととなり、合計20口、平均取得単価は1500円となって、この時点で投資金額の3万円に対して+1万円の利益が出ていることになります。

一方、最初の月に3万円すべてを投じる一括投資をした場合ならどうでしょうか。15口しか保有できず、平均取得単価は2000円です。損失こそ出ていないものの、利益もゼロ。保有資産も15口と積立投資より少なくなるのです。

積立投資では毎月投資を行うため、たしかに株価が高いときにも投資をすることになります。ですが、そこで一括投資をしないために、割高なタイミングだけで買うことは避けられます。また、毎月決まった金額を投じるため、割安なタイミングにはたくさんの口数に投資することもできるのです。

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