ダラけがちな家でも勉強ができる、やる気を使わないオンライン自習室「Herazika β版」がサービス開始

株式会社Herazika(ヘラズィカ)は、やる気を使わないオンライン自習室「Herazika」を2023年8月22日にサービス提供を開始した。これは同社が運営する小学生向けオンライン自習室「ヤルッキャ」における経験をもとに(週5日以上のサービス利用率82％)、大人向けバージョンとして刷新したもの。

「Herazika」において、ユーザーは目標勉強量／週を設定し、この達成率が自動的に編成されたチームメンバーに良くも悪くも影響を与える仕組みとなっているため、やる気に頼る必要のない環境やダラけがちな家でも、勉強ができる環境を自然とつくることができる。

背景

良いコンテンツがあるだけではリスキリングは成功しない。自主的に学習する姿勢が求められる大規模オンライン講座「MOOC(※1)」の修了率は5.5％(※2)と低く、良いコンテンツがあっても多くの人が修了できていないという現状がある。
※1.オンラインを通じて海外や遠方の教育機関が提供する講座を受講できる仕組みのこと。
※2.edX「HarvardX and MITx：Four Years of Open Online Courses Fall 2012-Summer 2016」より

学習効果の最大化のためには、良いコンテンツに加えて、継続できる／集中できる学習環境が必要となる。リスキリングでも、資格の勉強でも、この方程式は変わらない。

やる気を使わないオンライン自習室「Herazika β版」

学習における課題は大きく3点。

1. 勉強をなかなか開始できない
2. 勉強を開始しても集中し切れない
3. 日々サボってしまう

「Herazika」はコントロールすることが難しい“やる気”を支えるのではなく、ライフサイエンスに基づき“やる気に頼らない、やるシカない自習環境”を提供している。

“やる気に頼る必要のない、やるシカない自習環境”とは、ライフサイエンス的に3つのホルモンバランスが適した状態であり、「Herazika」は擬似的にその状態をつくり出す。

机に向かうシカない - 連帯責任？一蓮托生？チームを自動的にマッチング
「Herazika」では、5人組のチームメンバーを自動的に編成。自身の勉強量が良くも悪くも他ユーザーに影響を与える仕組みになっている。

机に向かうシカない - Lvをあげていくと“やるシカない新機能”が使えるように
設定した目標を達成することでレベルが上がっていく。

集中するシカない - 自宅が自習室に早変わり(オンライン自習室)
チームメンバーと勉強の様子を映し合うことで集中力アップ。

料金
サービス利用料：月額定額制の3000円→先着300人は500円／月
(1コマ25分、何コマでも勉強し放題)

今回のサービスについて担当者に話を聞いてみた。

「(今回のサービスの意図や狙い、ターゲットは？)中学生以上の学習者すべてが対象ではあるものの、特に社会人学習者(リスキリング)をメインターゲットに据えています。今後は国策としてもリスキリングによる労働移動に本腰を入れなければいけないなかで、社会人の学習市場が広がると考えています」

「(今回のサービスのイチオシポイントは？)従来の勉強習慣サービスの“やる気アプローチ”ではなく、ライフサイエンスに沿った“やる気に頼る必要のない環境設計”でサポートする点です」

「(今回のサービスのアイデアはどのように生まれた？また、実現に向けて苦労した点は？)怠惰性に悩み、強迫性障害を患った過去があります。多分野の論文を読み漁っても解決できず、自身で新しい手法を生み出すしかないと考えました。ああでもないこうでもない、とユーザーと対話しながら科学者の気持ちでサービスを設計しています」

今後の展開

B2Cだけではなく、資格専門学校や英会話スクール、リスキリングを推進する企業など、社会人の学習者を抱える法人に「Herazika」のプラットフォームを提供することで、B2B2Cを展開。すでに世にある良質な教育コンテンツの効果を最大化すべく、学習者の「継続力」と「集中力」を支えていく。

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