エシカル消費に貢献!ウエルシアホールディングスが加工食品の納品期限を緩和しフードロス削減へ

東京ウォーカー(全国版)

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ウエルシアホールディングス株式会社が、2023年9月1日よりグループのドラッグストア全店においてフードロス削減への取り組みをスタートさせた。

【写真】ウエルシア店舗イメージ(写真は船橋藤原店)


「2分の1」ルール適用でフードロス削減へ

ウエルシアが賞味期限「2分の1」ルールを採用。図は、賞味期限が製造されてから6カ月(180日)の食品の例

ウエルシアでは、従来「3分の1」ルールを適用し、メーカーから店舗までの食品の納品期限を賞味期限の3分の1の期間と定めるとともに、店舗販売の見切り開始を賞味期限の3分の2に達した時点と定めていた。だが、この運用過程において廃棄をする商品が発生し、フードロスになっていたという。しかし、「2分の1」ルールを新たに適用することで、メーカーからの納品期限が賞味期限の2分の1の期間に延長、緩和されることに。この手法により、従来は返品や廃棄されていた商品の販売機会を増やすことができ、フードロスが削減できるという仕組みだ。

今回の取り組み開始にあたり、主にマヨネーズ、ドレッシング、パスタ、調味料、缶詰、お茶などの約1万5000商品の納品期限を緩和。対象商品のフードロス削減を見込んでいる。

ウエルシア店内イメージ

「2分の1」ルールでの納品期日の緩和については、グループのウエルシア薬局、丸⼤サクラヰ薬局、シミズ薬品、クスリのマルエ、よどや、ププレひまわり、コクミン、ふく薬品の全店において導入していく。ウエルシアホールディングスでは、今回の取り組みが「エシカル消費の推進にもつながる」と考えているという。

フードロス削減への想いを担当者が語る

今回の取り組みについて、ウエルシアホールディングスの担当者にも話を聞いた。

「(加工食品の納品期限を緩和する意図や狙いは?)以前の3分の1の納品期限ルールにおいて、メーカーや卸売りのお取引先様から期限を過ぎて納品をされることはほとんどありませんでした。しかし業界の慣習として継続していた当ルールを2分の1に変更することで、エシカル消費につながるとともに食品の賞味期限に対する考え方を、消費者のみなさまとも一緒に見直す機会になればと考えております」

「(加工食品の納品期限緩和に向けて議論した点は?)納品期限を3分の1から2分の1に変更するとともに、廃棄開始のタイミングも従来の賞味期限の14日前から7日前までに変更しました」

「(廃棄開始が遅くなることと、納品期限が遅くなることでは、どちらがフードロス削減に効果的か?)廃棄の開始が遅くなることで各々の商品の販売機会が増加し、フードロス効果につながるのではないかと考えております」

「(ユーザーへのメッセージは?)今般、フードロスの削減の一助になればと考えまして納品期限の緩和をしフードロス削減に取り組み、今後はフードロス効果を図っていく予定です。ご来店のみなさまにおかれましても手前取りなど、フードロスの削減にご協力をいただけましたら幸いでございます」

ウエルシアホールディングスについて

          
ウエルシアホールディングスは、企業理念「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」のもと、「生活のプラットフォームになる」というビジョンを掲げ、主に調剤併設型ドラッグストアチェーンの運営を行う企業の持株会社。「調剤併設」「カウンセリング営業」「深夜営業」「介護」の4つの柱をビジネスモデルとしたドラッグストアを、全国45都道府県に約2790店舗展開している。

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