あなたの夕食の課題を解決するために…敷島製パン(Pasco)が「ヨルパン部」を結成。夜ご飯にパンを食べることのメリットとは?

東京ウォーカー(全国版)

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「パンは朝に食べるもの」と思う人も少なくないのではないだろうか。特に、食パンやバターロールなどのパンは朝食に出されることが多く、夜に食べるイメージはあまりないかもしれない。しかし、そのような固定観念を覆すべく、夜にパンを食べることを推進しているのが、2023年に誕生した「ヨルパン部」だ。

敷島製パン株式会社(Pasco)は、全国の既婚男女1200人を対象とした夕食に関する実態調査を実施。その結果、8割以上が「食事中の会話を大事にしたい」一方で、夕食準備の分担で約3割の夫婦が険悪になったことがあると回答した。

敷島製パンはこのような結果を受けて、夕食のお悩み解決を図るべくヨルパン部を結成。夜にパンを食べるメリットを発信している。今回は、敷島製パン ヨルパン部部長 営業DX推進部の寺本由季さんに、ヨルパン部誕生の経緯や取り組みなどについてお話を聞いた。

敷島製パン ヨルパン部部長 営業DX推進部の寺本由季さん【提供=敷島製パン】


「もっとパンを食べてほしい…!」ヨルパン部誕生秘話

――はじめに、ヨルパン部の概要について教えてください。
【寺本由季】ヨルパンとは夜(夕食)にパンを食べることで、ヨルパンを世の中に広めるべく、弊社が新しく社内で発足させた組織およびプロジェクトがヨルパン部です。簡単に言えば、夜にパンを食べてもらうための活動ですね。この取り組みを始めたきっかけとしては、主に朝食・昼食に食べられているパンを夕食にも楽しんでいただきたいと考えたことでした。

超熟 国産小麦山型 5枚スライス【提供=敷島製パン】


――ヨルパン部はどのような経緯で発足したのでしょうか?
【寺本由季】弊社では2023年11月22日の「いい夫婦の日」にあわせ、20~40代の既婚男女1200人を対象に夕食に関する実態調査を行いました。調査の結果から、夕食時間のコミュニケーションを大事にしたいと考える人が多い一方で、夕食準備や片付けに悩みを抱えている人が多いなど、夕食を取り巻く環境に課題があることが明らかになりました。

【寺本由季】そして、夕食にお米を週に1日以上食べる人は約9割であったのに対し、パンを週に1日以上食べる人はわずか約2割との結果が出ました。そのなかでも夜にパンを食べる人は、準備や片付けの簡単さや手軽に気分を変えられる楽しさを理由にパンを選択していることが判明しました。そこで弊社は、ヨルパンを広げていくことで夕食をもっと手軽に楽しくすることに貢献できるのではないかと考えました。

嫌いな家事TOP20【提供=敷島製パン】

【画像】平日の夕食準備の分担が原因で夫婦仲が険悪になってしまうと答えた人の割合【提供=敷島製パン】


――夜にパンを食べる人は、そもそも多くなかったのですね。
【寺本由季】そうなんです。また、調査で「嫌いな家事」ランキングを聞いたところ、調理や片付けといった夕食にまつわる家事がトップ5にランクインしていました。ほかにも、平日の夕食準備の分担で夫婦仲が険悪になるかどうか、という問いに対しても「当てはまる」と回答した方が3割以上いらっしゃいまして。そのような結果から、夕食にまつわる家事が日々の生活の負担になっていることがわかりました。

【寺本由季】一方で、平日の夕食は夫婦そろって食べたい、食事中の会話を大事にしたいと考えている方もすごく多いということもわかりました。このような結果を踏まえ、夕食にまつわる家事をできるだけ手軽にして、よりよい時間を過ごしてほしいと思いました。私たちは、夜にパンを食べることで課題解決の一助になるのではないかと考えています。

平日の夕食意識【提供=敷島製パン】

夕食で主食として食べるもの 【提供=敷島製パン】


――現在、ヨルパン部はどのような取り組みを行っていますか?
【寺本由季】現在はまだプロジェクトが始まったばかりで、具体的なアウトプットというところまで至っていないのですが、まずは夕食の課題についての調査をしたり、ヨルパンをより多くの人に広めるための市場分析を行ったりしているところです。

夕食時のお悩みや面倒ごとをヨルパンで解決!

――ヨルパンを推進することによって、どのような課題が解決できると思われますか?
【寺本由季】先ほどの調査の中で夜にパンを食べている人に、なぜ夕食にパンを選んでいるかを調査したところ、「パンが好きだから」「パンと合うおかずを作っているから」という理由が上位に上がってきました。それ以外にも「並べるだけで準備が楽だから」、「調理や片付けの手間が省けるから」、「普段の食事と気分を変えたいから」といった理由もありました。

夕食にパンを食べる理由【提供=敷島製パン】


【寺本由季】パンはお米のように研いだり炊いたりする必要がなく、買ってそのまま食べられること、お皿にこびりついたりしないので片付けの手間も少ないことがメリットです。また、現状として夕食ではお米が多く食べられていますが、おかずをそのままに主食をパンに変えると普段と雰囲気を変えられたり、外食のような気分になれたりするところもパンならではの楽しみ方だと思います。

料理例「ハンバーグとフォカッチャ」【提供=敷島製パン】


――パンと合うのはどのようなおかずでしょうか?
【寺本由季】そうですね、おそらくみなさんがイメージしやすいのは寒い季節によく食べられるシチューやグラタンなどですね。あとはハンバーグやパスタといった洋食との相性もよいと思います。パンはお皿に残ったソースやシチューなどをディップして食べることができるので、最後まで残さずキレイに食べられるのと同時に、洗い物が少なくて済むというメリットもありますね。

【寺本由季】また、洋食だけではなく、きんぴらごぼうやひじきなどの和食、青椒肉絲や麻婆豆腐などの中華料理とも相性がいいのです。社内でもさまざまなおかずと組み合わせてパンを食べてみたのですが、「こんな料理とも合うんだ!」と驚くようなものと合ったりするので、今後はヨルパンに適した料理を積極的に発信していく予定です。ちなみに、ヨルパン部内では「みそ汁にパンを入れる」という食べ方が意外にも好評でした(笑)。

料理例「シチューとミニフランス」【提供=敷島製パン】


――ヨルパンに合う料理の更新、とても楽しみです。
【寺本由季】ありがとうございます。最近ヨルパンではホームページも立ち上げていまして、みなさまの抱える夕食の課題に対して、役立つ情報をお伝えしていくことが目標です。また、イベントや企画などを通してヨルパンを実際に試していただき、多くの方に知ってもらえるような施策を行っていきたいです。

取り組んでいくのは、パン食文化を広める活動

――今後、ヨルパンを広めていくうえでどのような取り組みが必要だと思われますか?
【寺本由季】今回の調査では、夜にパンを食べない理由といったところも同様に調査はしていたのですが、「夕食にパンを食べるイメージがない」といった回答がすごく多かったのは印象的でした。まずは、ヨルパンのメリットをしっかり知ってもらうこと、取り組みを通して夕食にパンが並ぶ風景を日常化させることが必要だと思っています。そのために、情報発信に力を入れていきます。

【寺本由季】また、今回の調査では共働き世帯の既婚男女にフォーカスを当てていましたが、単身の方やファミリー、シニアの方など幅広い世代・属性の方々が抱えている課題を抽出して、いかに解決できるかを模索していきたいです。やはり、夕飯の支度や洗い物などは誰もが一度は「めんどくさい」と感じていると思うので、そこをよい方向に持っていきたいですね。

超熟フォカッチャ 5個入【提供=敷島製パン】


【寺本由季】ここ数年のパン市場は、2020年のコロナ禍によるリモートワークやおうち時間の増加などで、かなり拡大伸長しました。パンを日常的に食べる人は以前に比べて多くなっているので、ヨルパンを進めていくうえでもいい土壌ができていると思います。

――パンの消費金額が増えているのはヨルパン推進にとってもいい傾向ですね。最後に、ヨルパン部の今後の展望を教えてください。
【寺本由季】人によって異なるとは思うのですが、誰もが夕食にまつわるさまざまな悩みを持っているかと思います。弊社としては、実際にどのような悩みを抱えているかを明らかにして、その課題解決にパンがいかに役立てるかをしっかりと検討していきたいと考えています。そして、ヨルパンにぴったりの商品の企画や開発を行っていき、ヨルパンをひとつの文化として根付かせていきたいですね。

【寺本由季】昨今はタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する傾向もみられますが、夕食だけにとどまらず夜の時間の過ごし方が今以上に自由になったり、もっと楽しく幸せなものになってほしいと思っています。ですので、消費者のみなさまの夜を楽しくするためのお手伝いをしていきたいですね。ヨルパンが夕食の選択肢のひとつとして選ばれ、みなさまの食生活がより豊かになるよう、取り組んでいきたいと思います。

窯焼きパスコ 国産小麦のカンパーニュ【提供=敷島製パン】

「ヨルパンで食事の選択肢を増やしたい」と寺本さん【提供=敷島製パン】


――最後に、消費者にむけて一言メッセージをお願いします。
【寺本由季】ヨルパンだけではなく朝パンや昼パン、そしておやつパンなど、パンがみなさまの生活にもっともっと取り入れてもらえるとうれしいなと思います。夜にパンを食べることにハードルを感じられている方も多いと思うのですが、ご飯と同じようにさまざまな食材や料理との相性もいいので、ぜひチャレンジしてみてください!

この記事のひときわ #やくにたつ
・固定概念を変えることで新たな需要を生み出す
・毎日の習慣に変化があると、楽しみも増える
・文化を作り上げることで新たな市場ができあがる

取材・文=福井求(にげば企画)

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