【AKB48・岩立沙穂、駅弁極めます。】さっほーが「駅弁屋 祭」を直撃!気になる人気No.1駅弁とは?

東京ウォーカー(全国版)

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アイドル界きっての駅弁好きとして知られる、「さっほー」ことAKB48の岩立沙穂さん。食べた駅弁をこまめに記録したり掛け紙を収集するだけでなく、食育をテーマにした舞台に出演、駅弁好きが高じてフードコーディネーターの資格を取得するなど、まさに“駅弁マニア”だ。

そんなさっほーが、ウォーカープラスで“駅弁愛”を炸裂させる連載「AKB48・岩立沙穂、駅弁極めます。」。第2回は、日本各地の有名駅弁などを販売する、東京駅構内「グランスタ東京」1階の駅弁専門店「駅弁屋 祭」へ。人気の駅弁をチェックしつつ、店長の海野光嗣(うんのこうじ)さんを直撃!さっほーが自らインタビューを行った(2024年3月取材)。

人気の駅弁をチェック!東京駅の「駅弁屋 祭」を訪れたさっほー


駅弁の配置にこだわりあり!近隣イベントによっても変化

岩立「いつも人気の『駅弁屋 祭』さんですが、まずはこのお店の歴史を教えてください!」

海野「はい。『駅弁屋 祭』を開業したのは2012年です。最初は現在と異なる場所にあったり、実演厨房が2つあったりしたんですけれども。現在は、コロナ禍の影響もあって、実演厨房をなくしてより入り口を広くしたり…と、時代に合わせた店舗作りをしています」

「駅弁屋 祭」の店長・海野光嗣さんに自らインタビュー!

まずは「駅弁屋 祭」の歴史について質問


岩立「今、入り口のお話もありましたが、そのほか、お店作りでこだわっているポイントはありますか?」

海野「そうですね。やはり多くのお客様がいらっしゃるので、お店に来ていただいたときのために少しでもわかりやすいレイアウトに…というところは、こだわって考えています」

店舗作りのこだわりについても聞いた


岩立「入り口のほうでは定番商品を見かけましたが、具体的に、どこに何があるんでしょうか?」

海野「おっしゃる通り、入り口には定番の駅弁があって、ちょっと進むと幕の内や海鮮の駅弁があります。そして、その裏側に行くと加熱式の牛タン弁当などがあって、その近くに肉系の駅弁をそろえています。やはり、店頭に近いところには人気の商品、肉・魚・幕の内…とかわかりやすいカテゴリーのものを置いています」

「定番商品以外はどこに何があるのでしょうか?」


岩立「新潟の『雪だるま弁当』だったかな?以前『1日3個しか入荷しない』というような、そのお弁当を買ったことがあるのですが、そういうレアものはどこに置かれるんですか?」

海野「私が着任してからそのお弁当は取り扱ったことがないのですが、レアな商品はイベントスペースにあることが多いと思います。配置は、店頭から1、2、3、4…というふうにケースの番号が分かれておりまして、1から10まであるんですけど、だいたい7、8がイベントスペースになっています。ちょうど正面から見える場所です。そこか、パネルなどが飾ってある一番目立つところにあります。裏になってしまうとお客様からは見えづらいですし、ポップを貼ってもポップの裏面が見えてしまったりするので、やはり店頭から見て正面となる場所に置くようにはしています」

イベントスペースなどをチェックするさっほー

季節限定商品を見つけました!


岩立「なるほど!実はファンの方々から『駅弁屋 祭』に行ったら何を買ったらいいですか?と聞かれることがあるので、定番もの以外もどこにあるかわかってよかったです!」

海野「であれば、先ほど話しました7、8のイベントスペースあたり、季節限定ものの駅弁が置いてあるところから選んでいただくといいかもしれません。 ちょっと違うものを食べたい方にはおすすめです!」

岩立「ちなみに、お店はいつも混んでいるイメージがあるのですが、特に混んでいる日ってありますか?」

海野「週で言いますと、週末の土日になりますね。時間で言うと、土曜日はもう、朝からお昼まで。日曜日は夕方に混むんですけど、そのときに東京で行われているイベントなどにもよりますね。昼間に大きなスポーツイベントがあると日曜日でも昼間に混んだりとか。土日はやっぱり幕張メッセとか東京ドームなどでさまざまなイベントがありますので。それこそ、AKB48さんのイベントがあるときなども、ファンのみなさまがグッズなどを持った状態でたくさんいらっしゃいます」

岩立「“この日はお客様が多いんじゃないか”っていうリサーチをされているんですか?」

海野「はい。東京ドームの情報などはいただいたりしています。近隣での公演の情報もある程度リサーチして、予定を立てています。アイドルのファンのお客様が多そうな日であればやっぱり肉系の駅弁を増やしますし、たとえば羽生結弦さんのイベントがあるときは、年齢層を考えて幕の内系を増やしたりとかしますね。あくまでも見込みなので、そういうときに限って定番ものが売れたりとか、お寿司系が売れたりとか、そこはちょっと当たりはずれがあるんですけども(笑)」

商品の陳列方法はリサーチを重ねて工夫されている


岩立「すごい…。自分でも、駅弁を掛け紙で選ぶときとか、前に食べておいしかった駅弁の製造会社のほかの種類を食べてみようとか、いろいろな理由で選んでいます」

海野「そこに住まれていてそのお弁当に思い入れのある方とか、懐かしさで選ばれている方とか、選び方は本当にさまざまですね。『駅弁って、単純に味の好みだけじゃないんだな』というのは感じています」

取材日は平日だったが大盛況だった


ズバリ、売れ筋は?人気なのは“お肉系”

岩立「すごく種類が多いですが、どういう駅弁が人気・売れ筋なんでしょうか?傾向などありましたら教えてください」

海野「一番人気は、圧倒的に『新杵屋』の『牛肉どまん中』(1350円)。山形県産米『どまんなか』のご飯の上に特製のタレで味付けした牛そぼろと牛肉煮をのせた牛丼風のお弁当です。次いで二番人気が、昭和39年から販売しているロングセラー商品『チキン弁当』(900円/JR東日本クロスステーションが製造)。鶏唐揚げとトマト風味ライスを組み合わせた駅弁です。そして3位が『日本ばし大増』の『炭火焼風牛たん弁当』(1300円/JR東日本クロスステーションが製造)。加熱機能付き容器なので、アツアツで食べられるんですよ!」

一番人気!「新杵屋」の「牛肉どまん中」

「牛肉どまん中」には牛そぼろと牛肉煮が入っている


岩立「へぇ~!ランキング3位までを聞くと、やはりお肉系が人気なんですか?」

海野「毎日150種類を超える駅弁を用意しているのですが、やはり圧倒的にお肉系が強いですね。海鮮系も人気はあるんですけど、たとえば寒い日に売れにくいとか、『夏場に生ものはやめておこう』とか、そうした理由から選ばれないときもあります。年間ランキングにするとお肉系のほうが売れ筋になっていますね。あと海鮮系は、サーモンがあって、マグロがあって、イクラがあって…と、ジャンルが分かれてしまうので、売り上げも分散してしまうんです。ランキングを50位まで見たら、海鮮はけっこう入っていると思いますけどね」

岩立「なるほど。私は海鮮系を食べることが多いのですが、海鮮系の中での一番人気はどれでしょう?」

海野「今は『日本ばし大増』の『まぐろいくら弁当』(1450円/JR東日本クロスステーションが製造)です。辛味を付けた漬けまぐろといくら醤油漬けを酢飯に盛り付けたお弁当です」

岩立「ちなみに、海野さんのお好きな駅弁はどれですか?」

海野「もちろん『チキン弁当』です。あとは、厚焼き玉子、焼き鮭、煮物が入った『福豆屋』の『海苔のりべん』(1200円)が好きですね!」

岩立「私もそれ、好きです!私は、『海苔のりべん』と、ブランド米『ASAKAMAI 887』(あさかまいはちはちなな)を組み合わせて、あおさ入り海苔天ぷらなどを詰め込んだという『海苔のり弁887』(1400円)が食べたいのですが、まだ出合えていないんです。どのタイミングで来たら購入できそうでしょうか…?」

海野「『海苔のり弁887』は午後1時半から置いているんですけど、すぐ売れてしまうんです。“のり弁待ち”のお客様もいらっしゃるんですよ!こうした東北エリアの駅弁は、新幹線や特急列車を活用した列車荷物輸送サービス『はこビュン』で輸送しているんですけど、入荷のこのタイミングをご存知の方は並ばれているんです」

岩立「ありがとうございます、今度狙ってみます!今、お気に入りの駅弁を教えていただきましたが、最後に海野さんのこの春の“推し駅弁”も教えてください」

海野「現在、店内には春の駅弁を並べているのですが、『日本ばし大増』の『たけのこごはん折詰』(1500円/JR東日本クロスステーションが製造 ※5月中旬までの販売予定)がおすすめです。たけのこごはん、鶏肉みそ漬焼、さわら柚香焼、桜餅、こごみ醤油漬、蕗煮などが入っていて豪華なんですよ!」

「たけのこごはん折詰」には、鶏肉みそ漬焼や、さわら柚香焼が入っている


岩立「売れ筋から、この春の推し駅弁まで教えていただき、ありがとうございました!さっそく、『たけのこごはん折詰』を味わってみたいと思います!」

この後、海野さんの推し駅弁を堪能したさっほー。ひと足早く感じる春の味わいに、終始うれしそうな様子だった。第3回もお楽しみに!

海野さんイチオシの「日本ばし大増」の「たけのこごはん折詰」を実食!

「春のお花見などにぴったりですね!」とさっほー。桜餅が入っているのもポイント

「たけのこごはんのたけのこ、すごく大きくて食べ応えがあります!」

さわらの柚子の香りがたまらない様子

今回はいつもと違う角度から“駅弁愛”を炸裂させたさっほー

「駅弁屋 祭」は「グランスタ東京」1階の中央通路エリアにある。営業時間は午前5時30分から。※最新の営業時間はグランスタ公式サイトを要確認


取材・文=平井あゆみ
撮影=島本絵梨佳

※記事内に登場する駅弁の販売情報については各公式サイト等をご確認ください。

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