【福岡うどん愛】讃岐うどんを博多で広めた店で名物の「カルボターマ」を食す

九州ウォーカー

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福岡市中央区渡辺通で2006年に誕生以来、“やわ麺”が主流だった博多に“コシの強さ”がウリの讃岐うどんを定着させた「福岡麺通団」。2017年4月より屋号を「雷鞭」(らいべん)に変えてリスタートした後も、多彩なメニューと抜群のコストパフォーマンスで私たちの胃袋をしっかりと満たしてくれる。

濃厚&モチモチで美味!東京発の進化系うどん


看板うどんの「カルボターマ」。東京の「麺通団」での勤務経験があるスタッフが考案したという


注文方法は、トッピングや薬味など自分好みのうどんが選べる本場讃岐のセルフスタイル。麺の量は1玉の小、2玉の大から選べる。1番人気は、東京の「麺通団」で提供されていたメニューをヒントに生まれたという「カルボターマ」(小480円、大580円)。カルボナーラのうどん版で、グラナ・パダーノのチーズや生クリーム、卵黄を混ぜた濃厚な味わいのソースを釜揚げしたあつあつモチモチの麺にからませて食す。味にアクセントを与えてくれるピリ辛のブラックペッパーも、なかなかの“名脇役”ぶりを発揮している一杯だ。

讃岐ならではのコシ強麺を自分好みの味で堪能


【写真をみる】讃岐と博多の名物が融合した「めんたま」。釜玉うどんに明太子とバターを加えた絶妙なコラボ!


「雷鞭」という店名には、「鞭のようにしなる麺で雷のように衝撃的な一杯を提供したい」という思いが込められている。アツアツの釜揚げうどんに生卵と特製醤油をからめていただく「かまたま」(=釜玉うどん・小380円、大490円)ほか、うどんのメニューは常時16種類を用意。“博多らしさ”を感じる明太子を使った「めんたま」(小430円・大540円)などオリジナルも豊富で、これに季節限定麺が2~3種類加わる。温メニューのみだが、博多ラーメンのような「替玉」(110円)のサービスがあるのもうれしい。

麺は香川県の宮武讃岐製麺所から取り寄せた小麦を使用。毎日店内で手打ちし、切り分けて提供される


夏の人気麺「ぶっかけ」。氷水でしめたコシの強い麺に冷たいダシをかけ、レモンをしぼって食べる


麺は“セルフうどんの祖”といわれる香川県の宮武讃岐製麺所から取り寄せた小麦を使用。それを店内の製麺スペースで、スタッフが毎日麺打ちをして提供する。大釜でゆでて氷水でしめた麺はコシが強く艶やかで、喉越しも抜群。麺本来の魅力を楽しむなら「かまたま」や「ぶっかけ」(小380円、大490円)、会計後に自分でダシをかけていただく「あつかけ」(小330円、大440円)がおすすめだ。

サービスデイあり!種類豊富な天ぷらも注目


野菜のかき揚げ(左)とごぼう天(右)。トッピングで人気の天ぷらは、幅広い年齢層に支持されている


(左から)茄子天、ゲソ天、蓮根天。定番から変わり種の天ぷらまで約16種類が選び放題だ


トッピングの天ぷらは野菜のかきあげやゴボウ天、半熟玉子や鶏天、アジフライなど約16種類でオール110円とコストパフォーマンスは抜群。うどん注文で好きな天ぷらを1つプレゼントしてくれるという、金・日曜開催の「天ぷらサービスデイ」も要チェックだ。

木を基調とした店内。奥の壁には、“うどん県”ならでは店舗数の多さを示す香川県の地図が飾られている


レトロ感が漂う落ち着いた雰囲気の店内には50席を配置。平日はサラリーマンや学生、週末はファミリー層を中心に多くの人でにぎわうという。現在、豚の挽き肉に豆板醤やごまだれ、豆乳を加えたピリ辛ソースでコシのある麺を楽しむ「ゴマだれ坦々うどん」を期間限定麺として企画中だとか。数々のオリジナルメニューを誕生させた讃岐うどん専門店に今後も注目したい。

西鉄や地下鉄の薬院駅から徒歩4分。天神からも徒歩圏内の場所に店を構える


【九州ウォーカー編集部/文=西田武史(シーアール)、撮影=本田純一】

西田武史(シーアール)

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