<福岡うどん愛>国産総天然ダシにこだわった、コスパ抜群の一杯を食す「三井うどん店」

九州ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

小郡市井上にある「三井うどん店」は、店主の竹島さんが定年退職を機に2017年3月に開店したうどん店だ。透き通った見た目以上に深みを感じる総天然ダシは、「安心・安全に食べてほしい」という店主のこだわりが詰まった力作。全メニュー500円以下と、コスパも申し分ない、同店の魅力に迫った。

総天然の無化調スープ


「ごぼう天うどん」(430円)に肉のトッピング(130円)をプラスした「肉ごぼう天うどん」(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


大分自動車道筑後小郡ICから車で3分、国道500号線沿いに佇む「三井うどん店」。徳島のご当地グルメ「鳴ちゅるうどん」のおいしさに感動し、店主の竹島さんがうどん業界へのチャレンジを決意。定年退職後は、大阪や四国のうどん店をめぐり、地元の福岡では理想とするスープ作りに半年を費やしたという。その後、現在使用している「篠原製麺所」(福岡県朝倉市)と出会い、理想とするうどんに仕上げていった。

2017年3月に念願のうどん店をオープンした店主の竹島さん(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


一番のこだわりは、竹島さんが「当店のうどんの命」と断言するスープだ。北海道産のコンブをはじめ、高松の業者から仕入れているというカツオ、ウルメ、サバといった、すべて天然物だけを使うのが基本。そこに、福岡の醤油とみりんを加えることで、ダシの深みプラス、福岡らしい甘みを含んだ味わいを表現しているという。

コスパ抜群!ワンコイン以上の価値あるこだわりは必見


メニューはうどんが9品、ご飯ものが4品、その他期間限定メニューも定期的に登場する。「おいしい物を安く、安心して食べていただきたい」という思いからすべて500円以下なのもうれしい限り。一つトッピングをしても最大580円というから驚きだ。

エビのダシと風味がスープに溶け出した「小えび天うどん」(450円)(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


ふわふわ食感の卵の優しさが魅力の「玉子とじうどん」(430円)(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


おすすめは「玉子とじうどん」(430円)や「小えび天うどん」(450円)といった素朴な一品だが、常連さんにもファンが多いという。「玉子とじうどん」は、一度小鍋で溶き卵をうどんスープと一緒に火を通してからうどんに乗せることで、スープが浸透したふわふわ食感の卵に昇華する。また「小えび天うどん」は、「ダシと風味のために小エビを入れているだけ」と竹島さんが言う通り、エビの旨味がスープに溶け出したより複雑な味わいに。

うどんのお供「おにぎり」も用意


サイドメニュー(各1個80円)は、「いなり寿司」「かしわおにぎり」「白おにぎり」「焼おにぎり」がそろう。福岡県筑前町の米を使い、うどんと合うよう優しい味付けを意識しているそう。作り方は企業秘密だが、独特の香ばしさがクセになる「焼おにぎり」は必食だ。

「いなり寿司」「かしわおにぎり」「白にぎり」は各一個80円(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


作り方は企業秘密。クセになる味わいの「焼おにぎり」(一個80円)(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


小麦粉アレルギーの人は、麺を使わない「肉吸い(おにぎり付き)」も作れるので、気軽に相談してみよう。シンプルながら細部に感じる“食べる人思い”のこだわりをぜひ。

カウンター6席と座敷8席を完備した店内(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


大分自動車道筑後小郡ICから車で3分、国道500号線沿いに佇む「三井うどん店」(C)KADOKAWA/Photo by 本田純一


[三井うどん店]福岡県小郡市井上1027-5 / 090-2730-0176 / 11:00〜15:00(売り切れ次第終了) / 不定休

取材・文=森川和典、撮影=本田純一

森川和典

この記事の画像一覧(全8枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る