モミジと建築美が織り成す幻想の世界!深紅に染まる秋の永観堂

関西ウォーカー

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浄土宗西山禅林寺派の総本山で、空海の弟子・真紹が藤原関雄の山荘を譲り受け、尊像を安置し真言宗の道場としたのが始まりの永観堂。振り返っている姿からみかえり阿弥陀として有名な、本尊の阿弥陀如来立像など、多くの寺宝を所蔵し、ライトアップ期間中には寺宝展も開かれる予定。<※情報は京都ウォーカー2018秋(2018年9月14日発売号)より>

幻想的な多宝塔が紅葉の中に浮かび上がる


853(仁寿3)年に創建し、近年では“モミジの永観堂”として有名で、境内一帯が深紅に染まるほどの紅葉の名所/永観堂


水面にカエデやイチョウが映り込む放生池は見逃せない。ライトアップによって浮かび上がった多宝塔と紅葉は、幻想的な雰囲気。また、石畳の道にも優しい光がともる灯籠が並び、ロマンチックな雰囲気に。

庭園に立つ画仙堂周辺から、まるで深紅の海に浮かぶように多宝塔が見られる/永観堂


見ごろは11月中旬から下旬。ライトアップは11月3日(祝)から12月2日(日)までの17時30分から21時(最終受付20時30分)で行われる(600円)。一度見ると忘れられない光景をぜひこの期間に。

特に決まったルートはないが、まずは中門から石畳の通路を通って放生池方面へ/永観堂


極楽橋の上に立って放生池の中心を眺めると、燃えるような紅葉や池の中心に立つ弁天社を望める。弁天社にかかる橋が池に映るのも美しい。

美しい日本庭園を眺めながら、みたらし団子やお茶で一服できる茶屋/永観堂


出口に向かう前に、散策の疲れを癒しながら深紅のカエデを眺めよう。

【写真をみる】昼は勇壮な多宝塔と紅葉、さらに木々の深い緑が織り成す自然美が楽しめる/永観堂


ライトアップ時の雰囲気とは異なり、自然そのままの美しさが広がる。

お出かけ前に混雑状況を確認!


中門の拝観受付から駐車場まで50分待ちとなるほど行列が延びることも/永観堂


永観堂によると、夜間拝観は週末はかなり混雑が予想される。ゆっくりと拝観と紅葉観賞を楽しみたい場合は、休日は避けるか、受付終了30分前の到着がおすすめとのこと。

【行く時期のベストは?】京都の紅葉のなかでも一、二を争う名所なだけあり、毎年多くの人が訪れる。それだけ美しい紅葉が楽しめるので、ピークを迎える11月下旬に訪れたい。

【行く時間のベストは?】昼の拝観とライトアップで入替が行われるため、夜間の開門時間となる17時30分には、すでに受付を待つ長蛇の列が。17時前には到着して開門を待とう。

【観賞の所要時間は?】決められたルートがなく、ある程度自由に拝観できるので所要時間にはばらつきが。くまなく境内を巡るなら60~90分は時間が必要。

【ベストなアクセスは?】バスまたは徒歩でのアクセスとなるが、バスは紅葉時期に渋滞が多く、到着時間がずれることも。少しでも早く到着したい場合は徒歩が確実!

■永観堂<住所:京都市左京区永観堂町48 電話:075-761-0007 時間:9:00~17:00(最終受付16:00) 休み:なし 料金:寺宝展期間中(11月3日祝日~12月2日日曜)は1000円、通常600円 駐車場:なし アクセス:地下鉄蹴上駅より徒歩15分>

関西ウォーカー編集部

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