『テンペスト3D』本日公開!谷原章介、沖縄そばを食べ過ぎ4キロ増明かす

東京ウォーカー(全国版)

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琉球王朝末期を舞台に繰り広げられる歴史エンターテインメント映画『劇場版テンペスト3D』が本日1月28日、全国公開された。男と偽り国を守ろうとする、仲間由紀恵演じる主人公の真鶴/孫寧温の波瀾万丈の物語で、すでに先行上映されている沖縄では空前の大ヒットとなっている。そんな中、劇中で真鶴/孫寧温に思いを寄せる薩摩藩士・浅倉雅博を好演している谷原章介が、作品の舞台となった首里城にて作品に込めた思いと沖縄の魅力について語った。

──ご自身3D映画に出演されるのは初めてだそうですが、率直な映画の感想は?

元々のストーリー自体が壮大で長いですが、映画になってその密度が“キュッ”と濃くなったということ、何より3Dになったことで全く新たなものというか、さらに進化したものが出来上がったと思います。

──演じているのは、異国の地・琉球に赴任している薩摩藩士・浅倉雅博ですが、演じる際に心掛けたことはありますか?

琉球を実効支配していた薩摩藩士の役人なので“公”の立場として薩摩藩の利益を考えなければならない。しかし一方では、赴任先の琉球を愛し、真鶴を愛する男という“私”の部分が。常に自分の中に相反するものが共存していて、苦悩しながら撮影に臨んでいました。

──今回、出演するに当たって事前に勉強したことはありますか?

はい、琉球の歴史は調べさせていただきました。薩摩藩士の役でしたが、薩摩弁で話をしたりということはなかったです。これまでに、幕末ものは何度も演じたことがあったので、改めて役作りすることはなかったです。特には、殺陣の示現流(じげんりゅう)ぐらいですかね。

──浅倉雅博という役を通して感じた琉球の魅力とは?

僕自身は、琉球の財産は“人”なのかなと思います。特に大きな資源があるわけではない、隣には中国という大きな国があり、かたや日本という国があって…したたかに生き抜いてきた知恵や人間力という点では“人”なのかなと。青い空やきれいな海だとか、自然豊かな中で暮らしていて、暖かい自然と気候風土の中で育まれている“琉球魂”というのが一番の魅力であり財産だと思います。

──では、撮影の合間に感じた、谷原章介としての沖縄の魅力は?

やっぱり…沖縄そばですかね! 午前中、撮影がなければ、朝に沖縄そばが食べられる、撮影が早く終われば沖縄そばが食べられる、夜飲みに行ったら締めには沖縄そばをという感じ。沖縄そばのことだけしか考えていなかったですね。それで4キロほど太りました(笑) その後の現代劇では、やせるのに大変だったんですよ。

──種類豊富な沖縄そばの中で何が一番好きですか?

野菜そばも好きですが、那覇空港にある食堂の中身そばが好きです。中身そばはいいっすね~。そば以外にも、チャンプルーはどれも好きですし、モズクの天ぷらもすごく好きです。あと、アーサ汁も好きですよ。

──浅倉雅博という役と、ご自身が似ているところは?

ま、仲間由紀恵さんが好きだということでしょう! そこはゆずれないですね(笑)。

──主演の仲間さんとは数多くの作品で共演されていますが、どのような方ですか?

お芝居も人柄もすてきな女優さんです。撮影スタッフチームの事を座組みといいますが、その座組み全員の事を考えて、自分が一歩引いて全員の思いを受け止めようとなさる姿が、座長として素晴らしなと思います。

──仲間さんの沖縄女性だなと感じられる点は?

明るい! そして、自分が一歩引いて、周りを立てて下さる方。女性としてのしなやかさと、芯の強さを感じます。

──最も印象に残っているシーンは?

三重城で、初めて真鶴と相対するシーンは、とても景色が美しかった…。それと対比した別れのシーンで、夕景でひとりたたずむというシーンがとても印象的でしたね。ちょうど、マジックアワー(夕暮れと夕闇の狭間)だったので、境目がないくらいに空と海がとけこんでいて幻想的でした。

──ここ首里城での撮影はいかがでしたか?

僕が首里城で撮影したのは、ラストシーンだけでした。しかも、時間がなくて、ワンチャンスで慌てて撮ったんですよ。でも、首里城が持っている空気というか力で、とってもすてきなシーンになっています。本当は、もっと撮影したかったんですけどね!

──最後に、『劇場版テンペスト 3D』が1月28日に全国公開されますが、これから観る方へメッセージを!

琉球が沖縄県として、日本に併合される前のお話です。歴史として学んでいたことはあるのかもしれませんが、琉球の人々が何を考え、どういう思いで激動の時代を生き抜いてきたかということは、教科書からは伝わってこない部分もあると思うのです。でも、この映画を観ていただければ、仲間由紀恵さんという沖縄の方の体を借り、血や肉がそのキャラクターに吹き込まれて、より実感を伴って観ることができると思います。これまでのような日本の視点からではない幕末を、琉球という別の国から観ていただきたいと思います。

終始さわやかに礼儀正しく、記者の質問に丁寧に答える姿は、まさに劇中に出てくる誠実でりりしい薩摩藩士・浅倉雅博そのまま! 劇中の武士姿に女性ファンは、きっと胸がときめくだろう。琉球と大好きな沖縄そばにどっぷりと魅了された谷原が出演する『劇場版テンペスト3D』は本日全国公開だ。【東京ウォーカー】

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