三井家のおひなさま

日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」。本展では、三井家10代三井高棟の夫人である苞子や、11代高公の夫人である鋹子、娘の浅野久子らが大切にしてきたひな人形やひな道具を一堂に紹介する。苞子の実家の旧富山藩主前田家から伝わったもの、結婚後に三井家で新たに作られたものなど、三井家の夫人や娘たちがこよなく愛したさまざまな年代や種類の贅をつくしたひな人形、ひな道具が並ぶ。展示室6と7では、京都の丸平文庫が所蔵するひな人形が特別に展示され、三井家とも縁の深い丸平大木人形店の大木平藏が創り上げた雅の世界を楽しめる。