高校野球スペシャル連載 〈コラム〉関西の注目校に潜入取材~智辯和歌山~

関西ウォーカー

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高校野球の強豪がひしめく関西。なかでも、夏の甲子園出場が期待される注目校の練習に潜入! 今回は「智辯和歌山」を取材してきた。

18年の春のセンバツでは準優勝に輝いた


<野球部データ>1978年創部。94年春に初の全国優勝を果たし、2000年夏は100安打11本塁打という強力打線で頂点に立つなど、春夏計3度の全国優勝を誇る。現在は1、2年生で計22人。1学年10人前後の少数精鋭スタイル。

智辯和歌山の練習に直撃取材!


走りこみで体力をつけていく


この日はウォーミングアップを室内練習場で行い、外野に移動してダッシュ。何度も繰り返されるダッシュを見ているだけで、こちらも息切れしそう。

中谷 仁コーチは、97年の夏の甲子園で智辯和歌山が全国制覇を果たしたときの主将


練習前に、中谷 仁コーチの指示に聞き入るナインの表情は真剣そのもの。緊張感のある雰囲気の中、練習が行われていた。

使い古したボールも黒いテープでぐるぐる巻きにして再利用


智辯和歌山のバッティング練習は竹製バットで行うのが伝統。芯で捕らえる技術が身に付くそう。

監督や注目選手にインタビュー!


監督や今年主力を担うであろう注目選手たちに、練習のこと、チームのこと、これからの目標などを聞いた。インタビューの合間に見せる意外な素顔や、高校野球のプロライターだからこそ知る裏話もご紹介。

夏の甲子園で“打倒大阪桐蔭”を目指す高嶋監督


高嶋 仁監督(72)「昨秋にケガでベンチを外れていた林 晃汰が戻ってから、順調に状態がよくなりました。ほかの選手も問題なく調子が上がってきています。課題は外野手ですね。層がもう少し厚くなればいいなと思います」

◆ライター裏話◆「甲子園通算68勝は歴代最多。高校野球界きっての名将だ。甲子園ではベンチ前での仁王立ちがすっかりおなじみです」

バッティングでもチームを引っ張る文元選手


文元洸成主将「林の鋭い打球を見ると刺激になることも多くて、チームの雰囲気もいいです。甲子園はどれだけ冷静に細かいプレーができるかがポイント。個々の役割を全うして日本一を目指します」

◆ライター裏話◆「昨年末は県選抜で台湾遠征を経験。同時期に遠征に来ていた大阪桐蔭ナインとも交流し、意気投合したそうです」

高嶋監督から智辯和歌山の歴代打者の中でも1、2位と絶賛される林選手


林 晃汰選手「昨秋は疲労骨折でベンチを外れて、ボールボーイとして試合を見てきましたが、試合に出たくてしょうがなかったです。試合では恩返しの意味でも、チャンスで打ちたいです」

◆ライター裏話◆「ひと言ひと言、丁寧に話す林君。試合の話になると『早く打ちたくてウズウズしてます』と笑顔を見せてくれました」

春のセンバツ準決勝では、180球を投げチームの決勝進出に貢献した平田投手


平田龍輝投手「去年から大きな舞台のマウンドを経験できましたが、一試合を投げ抜くスタミナがまだまだ。どれだけ調子が悪くてもしっかり投げ切る技術も含め、フォームも見直し中です」

◆ライター裏話◆「体の線が細い平田選手は、もともと小食で太らない体質だそう。体重を増やすために、たくさん食べることを意識しているようです」

沢井 史

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