島根県雲南市を流れる斐伊川(ひいかわ)堤防沿いの桜並木が、3月下旬から4月上旬にかけて見ごろを迎える。
斐伊川は、島根県仁多郡奥出雲町の船通山を源流とする一級水系斐伊川の本流。古くから氾濫を起こす暴れ川としても知られており、ヤマタノオロチ伝説の元になったという説もある。
JR木次駅から徒歩1分ほどの場所にある斐伊川堤防桜並木は、「日本さくら名所100選」にも選定された桜の名所。約2キロメートルにわたって植えられた桜は、見ごろを迎えると桜のトンネルとなり、花見客を魅了する。2025年4月5日(土)・6日(日)には、2025雲南市桜まつりが開催。まつり期間中、ボンボリの点灯やライトアップが行われ夜桜も楽しめる。
雲南市にはほかにも桜の名所があり、国道54号と三刀屋川沿いの三刀屋川河川敷公園では、約2キロメートルにわたって珍しい緑の花をつける「御衣黄」を含む桜並木が続く。また、斐伊川や中国山脈の山々が一望できる木次公園では約400本の桜が咲き誇るほか、加茂文化ホール ラメール近辺の赤川でも1キロメートルほどの桜並木が楽しめる。
気持ちのいい斐伊川堤防沿いや、三刀屋川河川敷公園を散歩しながら桜を満喫しよう。