完成度の高いかわいらしい料理や編み物・裁縫作品を投稿している、すぎやまかふん(@nakamuraques)さん。オリジナリティ溢れる発想力で生み出されるユニークな作品の数々が今、Twitterでバズっている。10月にウォーカープラスで
「長ネギのマフラー」を紹介した際
も、「かわいい長ネギのマフラー」「もう少し太い物が良いなあ」という感想だけでなく、「子供の頃に焼いたネギを巻かれたのは辛い記憶。でもこれはかわいいなあ」と“リアル風邪に長ネギ”体験者のコメントなども届き、盛り上がりをみせた。
そんなすぎやまかふんさんに今回は、日々投稿されているかわいくておいしそうな料理の数々について話を伺った。
――かわいい動物たちが登場するシリーズが特に印象的ですが、すぎやまかふんさんは動物がお好きなのですか?特に好きな動物や、動物系でお気に入りの料理があれば教えてください。
リアルな動物が好きというよりは、動物モチーフのキャラクターが好きです。ただ、上野動物園の双子パンダは特別で、動画をみた瞬間あまりの可愛さにメロメロで。しばらくは赤ちゃんパンダで頭がいっぱいでした(笑)。
その頃に作った双子のパンダサンドが、自分なりに赤ちゃん感がうまく表現できたなぁと思っていて、特に気に入っています。Twitterのアイコンにもしています!
――他にも「きつねうどん」「ホットドッグ」等、”これが本当の”シリーズは、クスッと笑ってしまいました。Twitterでも「かわいすぎて食べられない」などのコメントが寄せられていましたが、思いついたきっかけなどがあれば教えてください。
きっかけは、きつねうどんを食べていた時に、そういえば小さい頃きつねうどんの揚げはきつねの皮だと思っていて、違うと知った時に納得いかなくてすごくがっかりしたことを思い出して(笑)。それならば「納得のいくようにお揚げできつねを作ってみよう!」と思ったことです。
きつねうどんを作ったら、たぬきうどん、かっぱ巻き、ホットドッグなど他にも名前に矛盾を感じるものが結構あったのでシリーズ化しました。
――ときどき投稿される「励まし系」も刺さりました。普段お仕事をされているすぎやまかふんさんにとって、お料理が気分転換になっているのでしょうか?
仕事で失敗したり、もやもやすることがあったりすると、それを創作意欲に変えてお料理や編み物などの手芸をすることが多いです。無心になって手を動かすことでストレスが解消されますし、お料理の場合はそのあとおいしくいただけるので良い気分転換になっています。
お料理は日常的にしていますが、SNSに投稿しているようなちょっと手間のかかるものは、どうせならおいしく見せたいので、休日に作って明るい時に自然光にあてて写真を撮っているものが多いですね。
――お料理を作る際にこだわっていることはありますか?
なるべく身近な食材で低コストに、ヘルシーでおいしい料理を心がけています。パンやスイーツを作る時は砂糖の量は少なめにしていますし、バターは使わずにサラダ油やオリーブオイルに置き換えています。卵もあまり使わないようにしていますね。
また最近はヴィーガンの料理家さんなどから知恵を借りて、置き換えが可能な食材を学んで取り入れられるものは取り入れています。お肉を車麩にしたり、卵をカボチャにしたり、ニンジンとひじきでウニをつくったり、味もおいしいしヘルシーで、作っていても楽しいです。
「いつも思いついたものを突発的にすぐ作っていて、好きな時に好きなものをつくるのが楽しい」というすぎやまかふんさん。これからも素晴らしい発想力で、楽しくおいしい料理や素敵な裁縫作品を生み出していってくれるはず。今後もすぎやまかふんさんの作品から目が離せない!
取材協力:すぎやまかふん(@nakamuraques)