80年代ルックが人気の今季、ダンサーファッションから流行となった“レッグウォーマー”が、“オシャレアイテム”として再燃している。人気の理由は、暖かさと幅広く着回せること。そこで、その“着こなし術”を探ってみた。
有名靴下ブランド「靴下屋」プレスの中村さんによると、レッグウォーマーの着こなし方は大きく分けて3つある。
1つ目は、以前流行したルーズソックスのように「クシュクシュとたるませて履くスタイル」。ふくらはぎを隠しつつ“かわいさ”が演出できるということで、街では“クシュクシュ女子”が急増中だ。ロングサイズのレッグウォーマーを2重に折り返して、内側をブーツにIN、表側をブーツの履き口に被せて、クシュッとボリュームを出すカジュアルな履き方も人気。異素材同士を重ねた2枚使いで、上級者テクニックを披露するのもアリなのだそう。
2つ目の着こなし方は「レッグウォーマーを目いっぱい伸ばすスタイル」。ミニスカートやショートパンツに合わせれば、ニーハイソックスのように見せることができ、反対にロングスカートやハーフパンツなどを合わせれば、レギンス風にアレンジも可能だ。
3つ目の着こなし方は「レイヤードスタイル」。柄ものや無地のタイツに、レッグウォーマーをクシュクシュ重ねるのが新しいトレンドだ。ちなみに、珍しい使い方としては、“レッグ”にこだわらずアームウォーマー風に腕を通すのが新鮮。
思い思いの着こなしを楽しむことができるレッグウォーマーだが、このブームは“不況”の影響も理由のひとつのよう。前述の中村さんは、「例えば、新しいブーツを買わなくても、安価なレッグウォーマーを1つ買ってアレンジするだけで、新しくブーツを買ったように演出できるんですよ」と話す。“お金をかけずにオシャレができる”ことが、時代のニーズにマッチしているのではないだろうか。
新しいシューズを買わずとも新鮮な気分を味わえ、冷え性に悩まされる女性の強い味方にもなる、あったかキュートなレッグウォーマー。柄や素材もバリエーション豊かに展開されているアイテムなので、ぜひ自分流の着こなしを見つけて、いつものコーディネートに加えてみてほしい。【東京ウォーカー】