太田夢莉が、2023年2月16日(木)から東京・ヒューリックホール東京にて上演される舞台『地獄楽』に出演。2022年末に所属事務所を退所した太田。退所後に初めて出演する舞台となる本作は、賀来ゆうじ原作の同名コミックスの舞台化。忍で死罪人の杠(ゆずりは)を演じる太田夢莉に本作について話を聞いた。
私が演じる杠もとにかくみんなから好かれるように頑張ろうと思う
――舞台『地獄楽』に出演が決まったときの気持ちを教えてください。
【太田夢莉】原作の漫画はもともと読んでいて、作品のことはよく知っていました。初めて舞台化されるということを知ってオーディションを受けたら、まさかの杠役に決まり驚いています。
杠は妖艶な感じのキャラクターなので、決まったときは自分で大丈夫かなって。そこがまず不安でしたね。ファンの方も多いキャラクターなので、舞台で実際に見て、杠のファンの方から違うなと思われたらどうしようと思いました。
――演じる杠の先行ビジュアルでは、衣装を含めてちょっと艶っぽい雰囲気がありますね。
【太田夢莉】漫画だからこそできる露出加減と3次元でできる露出加減って、違うじゃないですか。どこまでを2.5次元で再現するかっていうのが難しくて「もっと脱がなくていいんですか」って撮影のときに言ったぐらい(笑)。
――役柄との共通点はありますか。
【太田夢莉】全体的にさっぱりしてるところや割り切りのいいところは似ているのかなと思いました。
――杠をどんなふうに演じようと思っていますか。
【太田夢莉】杠は色気と内面の魅力とのバランスがちょうどいいキャラクターだなと思っていて。多分嫌いな人はいないキャラクターだと思うので、私が演じる杠もとにかくみんなから好かれるように頑張ろうと思っています。
これまで経験した2.5次元の舞台は、すでにアニメ化されている作品で、キャラクターの完成例があったので、それに寄せるのが正解だと思って演じていました。でも、今回の『地獄楽』は上演後にアニメ化されるので、正直ちょっと不安な部分があります。
アニメで杠を演じる声優さんはすでに発表されていますが、アニメの声を意識するべきかどうかも悩みどころなんですよね。でも、今はもう自分なりに見つけ出すしかないなって思ってます。とりあえず稽古をしながら私らしい杠を作り上げたいです。
――忍の役柄ですから殺陣やアクションも見どころになりますね。
【太田夢莉】アクションのある舞台が初めてなので、それもすごく楽しみですね。ずっと殺陣をやりたかったんです。前の舞台で共演させていただいた方にアクションをやってる方がいたので、少し教えていただきました。本当に初期段階の前転とか後転ですけど。バク転ではないですよ。あとは倒立とかもやってみました(笑)。
――先行ビジュアルを拝見すると刀だけでなく、腕に手裏剣のような武器が付いてますね。
【太田夢莉】武器を使うのが結構大変だろうなとも思っています。何の武器を使って舞台中でどう動くかわかんないんですけど、とにかく楽しみです。