太田夢莉が所属事務所を退所後初の舞台『地獄楽』に忍役で出演「殺陣をずっとやりたかった」
東京ウォーカー(全国版)
経験値を積んで緊張を抑えるっていうことで一番台詞が出てくることに気づいた
――これから始まる本読みや稽古で、どんなアクションが付くのかも楽しみですね。太田さんは、これまでにも数々の舞台に出演されていますが、改めて舞台の魅力について教えてください。
【太田夢莉】舞台は生ものだからこそいいなって。何があるかわからない、というスリルもあってみんなで作り上げた一体感がいいなと思いますね。舞台を観るのも楽しいですけど、私は舞台に立つのが好きです。
――これまで演じてきた役柄でとくに印象に残っているのは。
【太田夢莉】『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』(2022年6月30日~7月5日上演)という作品。原作のある2.5次元の舞台に初めて出演したんですけど、みんながそれぞれキャラクターになりきって存在したり、自分もキャラクターに寄せて演じたりとか。初めてだったから不思議でもあり、すごく楽しくて印象に残ってます。
2.5次元の舞台って、自分自身もそのキャラクターになれるところがいいですよね。そのキャラクターのグッズがあったら集めちゃったりとか、意識して見ちゃったりとか。性格も似てくるような気がして、自分と重ねて楽しんでいます。

――今回の『地獄楽』で杠を演じるとまた変わるかもしれませんね。
【太田夢莉】そうですね。めちゃくちゃ色気が出るかもしれないです(笑)。
――ところで、太田さんは台詞を覚えるのは早い方ですか。
【太田夢莉】意外と短期間かもしれないですね。でも、それは「覚えなくちゃ!」と焦るからなんですけど。大体稽古1日目は本読みをして次の日から立ち稽古になるんですね。立ち稽古1日目とかは動きも台本に書いたりするので、台本を持ってやりながらですけど、次から台本を持ってると何も入らなくなってくるので、それまでには台詞を覚えたいなって。結構直前ギリギリに叩き込んでます。
稽古までには完璧ではないですけど、なるべく台詞は覚えるようにしてます。でも変わったりとか、1週間前まで台本が決まらないとかもあったりするので、時と場合によって台詞を覚えるコツはつかめてきたような気がします。
本読みでは、自分の演じるキャラクターのことを考えずに、客観的にとりあえず読んで、次に自分の演じるところを意識しながら読んでいます。稽古でも本番でも、経験値を積んで緊張を抑えることで一番台詞が出てくることに気づいたので、とにかく気持ちを落ち着かせるっていうことを心がけています。

――お風呂で台詞を覚える方も多いと聞きますね。
【太田夢莉】お風呂で覚える方、多いですよね。私はお風呂は完全にくつろぐ時間にしたいので、アニメとか動画とかを見ちゃいます。これやったらお風呂に入るとか、これやったらお酒を飲むとか自分の好きなことを後でやるぞっていうのを決めて、短期集中で追い込みますね。
――では、最後にメッセージをお願いいます。
【太田夢莉】昨年末に所属事務所「Showtitle」を退所いたしまして、そのあと初のお仕事がこの舞台『地獄楽』になります。応援してくださっている皆様がいろいろと不安に思われることも多いかとは思うんですが、まずはこの舞台を精一杯やりきりたいなと思っています。私自身大好きな『地獄楽』に、そしてとても人気のあるこの杠という役を演じられるということを大変ありがたく思いますし、原作のファンの皆様にも「ステージに杠がいた」と思ってもらえるように精一杯演じたいと思っていますでよろしくお願いいたします。
撮影・取材・文=野木原晃一
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