サウナに入った後の究極の快感を表す言葉「ととのう」。近年サウナ人気が高まり、経験したことはなくても、一度は聞いたことがあるのではないだろうか。イラストレーターの安住麻里(@azumari12)さんは、サウナをこよなく愛しSNSを中心にその魅力を伝えている。今回は安住さんの描くキャラクター「サウナ好きのカワウソ」のイラストを紹介するとともに、サウナにハマったきっかけやその効果を聞いてみた。
「めざめの瞬間」は初サウナ!その後食べたハンバーグもトドメに
安住さんは「サウナ好きのカワウソ」や女の子のイラストなどとともに、サウナについてのあれこれをSNSで発信中。また、全国のサウナのポップアップイベントでのサウナ似顔絵屋さんや、YouTube「サウナどっとこむ」で実際の温浴施設をレポートするなどの活動もしている。そんな安住さんはどのようにサウナと出合ったのだろうか?
「5年前、友人から突然電話で『サウナが好きか、ハンバーグが好きか』と聞かれました。『サウナは汗がかけるし好きかも。ハンバーグも好きだよ』と答えると、『どっちも日本一のところがあるから行こう』と翌日、急に静岡に連れていかれ、辿り着いたのがサウナの聖地とされている『サウナしきじ』でした。元々ホットヨガやよもぎ蒸しが好きだったので、特濃の薬草スチームに夢中になり、ひたすら4時間ほどサウナと休憩を繰り返したのがめざめの瞬間です。本来は水風呂をはさむべきですが、そのときはまだ怖くて水を飲んでどうにかしていました」
初サウナでその気持ち良さに加え、その後の体の変化も実感したという。
「サウナ後の肌の血色があまりに良かったこと、常連さんの肌がみんな綺麗だったこと、2月だったのに上着が必要ないほど温まったこと、そしてその後食べたレストラン『さわやか』のハンバーグがめちゃくちゃ美味しかったことがトドメとなり、サウナにはまりました」
この経験から、今までサウナの良さを知らなかったことに愕然とし、1人でも多くの人に知ってもらおうと漫画やイラストを描き始めたそう。現在もサウナを楽しむ日々を送っているようだ。
「好きが高じて東中野の松本湯さんでたまに働かせてもらっています。特に仕事直後のサウナは最高です。初めての場所に来たときはつい近くのサウナを検索してしまいます」